すっかり魅了された布袋様の表情と子供のプリケツ

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先日、『大仙厓展』に行ってきました。
仙厓というのは、江戸時代の禅僧で、
ユーモラスで楽しい禅画を通して、
庶民にわかりやすく禅の教えを説き、
多くの人に愛された僧侶です。

昨年、私が読んだ本の中で最も感動した
百田尚樹さんの『海賊とよばれた男』の
主人公・国岡鐡造のモデルである出光佐三氏
(出光興産創業者)が作品を蒐集し、
本の中にも度々出てくるため、
とても気になっていたのですが、
たまたま品川駅で、大仙厓展のポスターを見かけ、
これは! と思い、お休みの日に行ってみたというわけです。

最近、腹まわりの巨大化が加速しつつある私にとって、
他人とは思えない、布袋様を描いた作品の数々、
さらに、動物や子供を描いた作品は
どれも愛くるしくて、慈愛に満ち、
見ているだけで心がほんわかしてくる上に、
画に添えられた言葉、教えには考えさせられるものも多く、
とても充実した休日となりました。
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個人的には、ポスターにもなっている、
『指月布袋画賛』が生で見られ感動しました。
子供の「プリケツ」がとにかくかわいいし、
子供と布袋様の表情は、見ているだけで、
なんとも幸せな気持ちにさせてくれました。

その他にも、「これも紹介したい」と思った作品が
いくつかありますが、それは次の機会に。

大仙厓展は、
今週いっぱい(13日日曜日まで)なので、
興味を持たれた方は、有楽町の出光美術館まで足を運んでみてください。
かなりオススメです!

ちなみに、今回の仙厓展ですが、出光美術館開館50周年記念ということで、
出光美術館所蔵のものだけでなく、福岡市美術館、九州大学文学部所蔵の作品も集まった、まさに『大・仙厓展』。これだけの作品が一堂に集まるのは30年ぶりらしいです。

最近は、映画や展覧会を見ても、あまりグッズを買うことはなかったのですが、
ついつい絵はがきのセットと展示録を購入してしまいました。

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ひのまるキッズ事務局
林 毅

メダリスト誕生の裏にある、選手とコーチの信頼関係

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各地でリオ五輪の祝賀会や報告会が行われていますが、
昨日は、東海大学で、同大学出身(在学&OB・OG)の
リオ五輪メダリスト(柔道と競泳)とコーチ陣による、
「なぜ日本が世界で勝てたのか、強化の裏側を知る」
というテーマの報告会(トークセッション)が行なわれたので、
聞きに行ってきました。

この報告会は、東海大学の在学生や、地域住民の方々に対して、
入場無料で行なわれたもので、広い会場には、
近隣の子供たちや親子連れ、お年寄りの方々も
たくさん来られていました。

まず、リオ五輪日本選手団の副団長も務めた
山下泰裕東海大副学長の選手団代表挨拶があり、
トークセッションがスタート。

柔道の
井上康生先生(男子代表監督)、
塚田真希先生(女子代表コーチ)、
高藤直寿選手(男子60㎏級銅メダリスト)
ベイカー茉秋選手(男子90㎏級金メダリスト)
羽賀龍之介選手(男子100㎏級銅メダリスト)
田知本遥選手(女子70㎏級金メダリスト)

競泳の
加藤健志先生(代表コーチ)
金藤理絵選手(競泳女子200m平泳ぎ金メダリスト)

が、司会者からの質問に
それぞれが答えていくという形で行われました。

井上監督や塚田コーチ、加藤コーチのお話も非常に興味深く、
「なるほど」と感じ入るものでしたが、
やはり、面白かったのは選手たちの話。

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選手たちには、
1)挫折、失敗をどのように乗り越えてきたのか?
2)リオ五輪において、緊張や不安にどのように打ち克ったのか?
3)夢や挑戦について、大学生や小中学生へのアドバイス・メッセージを。
という三つの質問がされました。

全部は、とても紹介できないので、
ユニークなネタと、すごく感心したものを少しだけ紹介します。

会場がア然とする、ユニークなエピソードを披露したのはベイカー選手。
挫折、失敗をどのように乗り越えてきたのか? の質問に、
「挫折はないです。けっこう順調に来ていて。正直、なくてすみません」
と答えて会場をどよめかせ、
オリンピックの最終選考会で負けたことは? という司会者の突っ込みにも、
「いま思えば、オリンピックで金メダルを獲れたので、あれもよかったのかなと。
わりとポジティブなので、普通の人が挫折と思うようなこともそう思わないんですよ」
と大物ぶりを発揮。

さらに、
リオ五輪において、緊張や不安にどのように打ち克ったのか?の質問にも、
「緊張はなかったです。決勝前に吐いたのですが、
それは緊張のせいではなくて、決勝まで時間があると思って
おにぎり2個とバナナ1本食べたのですが、
決勝の時間が早まったために消化できてなくて、このまま5分戦ったら
出てきちゃうかもと思って、吐いてスッキリしました」とのこと。

それに関して、井上監督から、
「ウォーミングアップエリアの真ん中でイスに座り、
他の選手がアップしたり精神集中する横で、ピクニックみたいに
おにぎりやバナナをいくつも置いて食べているベイカーの姿には、
他の選手も驚いていたが、すごいオーラだった」
という仰天エピソードも飛び出し、会場は大爆笑でした。

ちなみに、イスに座っていたのは、
「前日のアップで腰を痛めていて、
イスに座っていると少し楽だったからで、
べつに堂々と食べたかったわけではないんです」
とベイカー選手は弁解していました。

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感心したのは、競泳の金藤選手の話と
大学時代から金藤選手を指導する加藤コーチの話。

加藤コーチは、金藤選手を初めて見たときから
「世界一になれる選手」と才能を見出していたのですが、
当の本人は、自分に自信を持って、
「一番を獲ります!」と口にするような選手ではなく、
地道に、耐え忍ぶようなタイプだったそうです。

金藤選手は、ロンドン五輪を目指していた2010年に腰を痛め、
その後も結果が出ずに「やめたい」という気持ちが強くなり、
加藤コーチに「やめさせてください」と伝えたことがあったそうです。
その時、加藤コーチに
「お前の気持ちなんてどうでもいいんだ。
周りの人はお前のことを考えて、
やったほうがいいと言っているのに、
なぜ、お前は自分のことしか考えられないんだ」
と言われ、納得する気持ちも少しあったため
「わかりました、やればいいんでしょ!」と
半分キレながら競技を続けたそうです。

加藤コーチは、
「親の子育てとコーチの選手育てはたぶん同じで、
どういう場面においても、ボクは金藤理絵を信じ切らないといけない。
選手って金メダルを獲りたいという気持ちはあっても、
獲るためにやらなければいけないことで、やりたくないことがあると思うんですね。
それに怖さや不安もある。
そこでボクが負けちゃいけないという気持ちはいつもありましたね。
(指導者が)選手本人より本人のことを信じ続けなければ、
将来はないんじゃないかと思うんです。
金藤は多少イヤだったみたいですけど、ボクは頑張りました」
と会場を笑わせましたが、
二人の師弟関係には感動さえ覚えました。

リオ五輪直後、井上男子監督の「選手への信頼」が話題になりました。
井上監督は、オリンピック前、報道陣にメダル予想を聞かれても、
「全員が金メダルです」としか答えませんでした。
「選手全員が金メダルを目指して頑張っているのに、
私が金メダル以外の予想をすることはありえません」と。
そして、全員がメダル獲得の快挙を成し遂げました。

指導者と選手の信頼関係。
今回のトークセッションを聞き、
その重要性を改めて感じたのでした。

それにしても、地域住民の皆さんを対象にした
こういうイベントは、ホントに素晴らしい。
親子で来られている方も多かったのですが、
子供たちが大きな夢を持つきっかけになるのではないかと思います。

ひのまるキッズ事務局
林 毅

いまから、ここから、ひのまる社長の独り言(その171;HIROGARU KIZUNA~広がる絆)

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先週も飛び回っていました。

11~14日の4日間。

12月の中国大会の関係で山口県を自分のできうるすべての時間を使って、まさに縦横無尽に
駈けずり回ってました。

正確にはわかりませんが、一つの事実は、レンタカー(小型車)を返す時の給油時にはほぼガソリンが
無くなっていた状態でしたので、たぶん走ったのでしょう。

あとから、

社長、かなり無駄な動きしてません(笑)??

とスタッフには言われましたが、お会いする一人一人の最適条件を聞き入れて動き回ったのでいささか非効率に思えるかもしれませんが、まあ、予定していたすべての人、15名にお会いし、お陰様で98%の目標は達成することができましたので本当に感謝、感謝です。

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さて、今回のタイトルですが、

5年前になりましょうか・・これは事業開始の時に初めて作成したオリジナルグッズに掲げてあった言葉です(私は誰に何を言われようと、このグッズを持ち歩いています!!)。

そして、なぜこのタイトルになったかと言いますと・・・、

今回(だけではなくほぼいつも)、お会いするほとんどの人に

〇〇さんに「ひのまるキッズ頼みますね」って言われるんですよ!そして、毎回永瀬さんからのDMやFBを見て「頑張ってるなぁ~」と思うでしょう・・。すると今度は別の●●さんから「もうすぐひのまるキッズですね、よろしくです!」と言われ、そうこうしている間に、永瀬さんが現れ、ガツン!!と熱い話をして嵐のように去っていく・・、そして本番・・・なんです(笑)

としみじみと言われます。

そして、不思議なことに今回お会いした方々が話題にする〇〇さん、や●●さんはすべてこの15人のメンバー(と吉岡先生)から構成されているんです。

たぶんお会いした人すべてが面識があるわけはないし、そういう事実はないと思います。

でも、誰かが裏でローテーションを組んでいるかのように、一人の人が何度も出てくるわけではなく、ほぼグルグルと〇〇さん、●●さんが面白いようにばらけてそれぞれ2~3人ずつ登場するんです。

私が、どんなに苦しくてもひのまるキッズの営業を全国各地で続けられるのは、このお陰です。

まさに、縁⇒絆。

立ち上げたときには8社。2年後に49社。そして今、300社以上のご協賛社、ご協賛者の絆に本当に支えられているんだ!
というこの状況が私の活きる糧となっています。

この絆をさらに広げていくことが我々の天命と思っています!! 感謝です。

いまから、ここから、まだまだ気張れます!

永瀬 義規

期待する我が子のために。

こんばんは、ひのまるキッズの原です。

私も一人の親として、我が子の将来にはたくさんの期待を持ち、そのために今何を身に付けさせるべきかということは、常日頃からアンテナを張って多くの情報の中から自分なりの経験や考えに基づいて、取捨選択しなければならないと思っています。
しかし、今の情報化社会の中、情報の多さや早さに対応するのは困難を極めますし、私自身翻弄されてしまっているのが現状です。

そんな中、これはと感じた情報がありましたので、共有させてもらいます!

——————-
世界の心理学者が長年追求してきた「人生で成功するのに最も重要なファクターは何か?」がついに研究で解明された!ビジネスリーダー、エリート学者、オリンピック選手……成功者の共通点は「才能」でも「IQ」でもなく、もうひとつの能力「グリット」だった

「グリット」とは、
物事に対する情熱であり、また何かの目的を達成するためにとてつもなく長い時間、継続的に粘り強く努力することによって、物事を最後までやり遂げる力のことです。
——————-

そう!
「やり遂げる力」を子供のうちから身に付けることが大切だという記事を見て、これだと感じたのです!!

ちなみにこの記事の中では、マイクロソフトのビルゲイツが採用に関わっている頃の話が紹介されていていました。

≪ビルはソフトウェアプログラマーの選考試験の課題として、単調なトラブルシューティングにひたすら何時間も取り組む問題を出題していました。
 この試験で問われるのは、IQやプログラミングスキルの高さではない。それよりも、粘り強く黙々と問題に取り組み、最後までやり遂げる能力を試すもので、ビルゲイツが採用したのは、課題を最後までやり遂げたプログラマーだけだった。≫

子供のうちにやり遂げる経験が出来たら、成功体験を積み重ねていけたら、自立と自律に繋がっていくと思うのです!!

その為に私が今の我が子にやり遂げる力を身に付けさせるには、
まだまだ何かに情熱を持って取り組めるような状況ではないので・・。
まず、ぼんやりとでもいいので、夢や目標、目的を一緒に考えて上げる必要があると思っています。
そして、その目標や目的を達成する過程に様々な困難や問題が発生します。これは気持ちの弱さも含めて。。
この時、親として、どんなサポートが出来るか、どんなアドバイスが出来るかがとっても重要な気がしています。
これを繰り返し継続し、小さい課題解決を粘り強く”一緒”に継続させていくことが、「やり遂げる力」になっていくのだと。

ということは、親である私自身が、粘り強く努力を重ねる必要があるということに他ならないのです!!

結局、子は親の鏡という事なのですね・・・。

まずは自分の意識改革から頑張ります!!

文武一道 ~学柔連の取り組み~

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先日、全日本学生柔道連盟の教養講座を聞いてきました。
非常に興味深い内容でしたので、一部を紹介します。

今回、講義をしてくださったのは、筑波大学の菊幸一教授で、
テーマは「学生柔道とJudoの接点」~学生柔道のこれからのために~。

本来、学生柔道というのは、
「教育目的に適う柔道」=「人間教育としての柔道」
であるべきですが、それは建前(タテマエ)で、
実際には、世界(学校対抗)で勝利する柔道というのが
本音(ホンネ)となっています。

これには大学の財政基盤(授業料)の問題が大きく関わっており、
大学とすれば、「勝つことでメディアに取り上げられ、
目立つことで人気を集め、学生増加(収入の増加)につなげる」
という構図ができており、そのため、
学生柔道は特殊な勝利至上主義になっていると、菊教授は指摘します。
これは他のスポーツにおいても同様だと言えるでしょう。

でも、その特殊な勝利至上主義により、
大きな問題が起こってきています。

「勝利」を追い求めるあまり、
中学、高校でも柔道一筋、中等教育で学習すべきことを
きちんと修得しない、柔道だけ強い選手を大学にスカウトし、
そこでも、柔道だけをやらせる。
これでは、社会で通用する人間は育ちません。

かつてアメリカのアメフト界では、
才能ある高校生を大学に勧誘し、
アメフトだけをやらせていました。
大学は、アメフト名門大学として名前を上げ、
プロになる選手もたくさんいました。
しかし、プロになれなかった選手は、
大学で何も勉強していなかったため、
卒業することもできず、社会的廃人、
いわゆる「ソーシャルデス」となってしまい、
大きな社会問題となりました。

ちなみに、アメリカの大学が「入学しやすく卒業しづらい」という話は
聞いたことがあると思いますが、
実際、4割しか卒業できないのだそうです。

結果、一部のプロになれるような選手以外、
「ソーシャルデス」になってしまうようなスポーツはやらせたくない、
ということで、人気スポーツのアメフトを、
親がやらせなくなってしまったそうです。

NCAA(全米大学体育協会)は、すぐさま大学スポーツ改革に乗り出し、
大学に進学するためには、ある程度の学業成績がなくてはいけない、
大学でのシーズン中の練習時間を制限、
指定された単位数をしっかりとらなければ試合に出られない、
単に単位をとるだけでなく、
一定レベルのGPA(成績評価値)を超えないと試合に出られないなどの
規定を定めたのでした。

社会から尊敬されなければ、社会からも企業からも相手にされなくなる。

こうしたスポーツ改革により、
アメリカの大学において、トップアスリートは、
非常に尊敬される存在になってきていると言います。

学生柔道界も、今年度から
大会出場資格として、単位取得を義務化しました。
2013年の理事会で決定し、高校などにも通達。
今年度からの施行となりました。
日本においては、ほかの競技に先駆けての実施です。

これからは、柔道だけをやっていれば高校にも大学にも進学でき、
仕事にも就けるというわけにはいきません。
子供の頃に、勉強する習慣を身に付け、
高校でも、大学でも柔道以外のこともしっかりと学ぶ。

いま、学生柔道の推進していることは、
世界の学生スポーツの潮流の、
先端を行っていると言えます。

フランスにおいて、少年柔道が非常に盛んなのは、
柔道を教育だととらえているからだと言われています。
フランスの少年柔道は、競技力向上ではなく、
人間教育を行っているから人気があるのです。

よく文武両道と言われますが、
菊教授は「文武はひとつ」、「文武一道」と表現しました。
たしかに、このほうがしっくりくるような気がします。

一朝一夕にはいかないと思いますが、
学生柔道が始めたこのムーブメントを柔道界全体に広め、
親御さんたちが、「子供に柔道をさせたい」と
心から思うような環境を、指導者だけでなく、
柔道に関わる方々みんなで作っていかなければならないと思います。

ひのまるキッズ事務局
林 毅

いまから、ここから、ひのまる社長の独り言(その170:大切な人との絆を深めるために…心に火をつける)

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私は、どうも身内には・・それも関係が深ければ深いほど、何も伝えないし
伝える努力を怠ってしまう悪い癖があり、そのお蔭で日々反省することが多いです。

昔、

「ははぁ、あなたが考えていることわかった。どうして私には、今日みたいに人にわかりやすく一生懸命自分のやっていることを話してくれないんだろう・・」

とよく言われていました。

今は、様々な経験を活かし、身内からはそういわれることはなくなっている・・・
と思っていましたが、先日、会社で大きな雷が落ち、深い反省に陥りました。

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どんなことがあっても実家に週一で行くようになった現在。
今日も行事となった母とのランチ(弁当ですが)で、今起こっていることを
一生懸命話しながら、かつて前文にあったように言われたことを思い出していました。

そして、未だに近しい人には言葉足らずの自分自身から何とか脱皮しようと
思っている・・はずでした。

最近、このブログでも書いているように、今、一生懸命勉強しています。

それは、弊社の理念やビジネスモデルの再考、再確認、検証という内容で、
とにかく、28~32歳まで渡米していた時以来、いや、かつてないくらい必死に
なって机に向かっています。

正直、ひのまるキッズという理念を掲げ、イベント実施し、参加者に参加費を
支払っていただくだけでは全く収支は成り立たず、ご存じのとおり、自ら東西奔走し協賛金を集めているのが実情であり、まだまだビジネスモデルなんてものは確立していなかった数か月前とは気持ち的にはすっきりし、真の意味でのセカンドステージに向けて踏み出せそう・・と調子に乗りかけていました。

でも、やっちゃいました。

前文の会社での雷・・・。

すべて、説明不足・・と落ち込んでいました。
でも、実はその一方で「一番近い身内の一人なのになぜにわかってくれないんだ!」と憤りを感じていた自分もいました

そんなとき、福岡出張時に訪問した会社会長の部屋に飾ってあった言葉を見た瞬間、己の未熟に顔から火が出るほど恥ずかしい気持ちになっている自分がいました。

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そうなんです。

ここには、教育とは・・となっていましたが、それはまさに絆を深める事に不可欠なのは。。
に置き換えれると思いませんか??

わかってくれるとかそんなもんではない、相手の心に火をつけていないだけなんだ!

と。

それもたちの悪いことに、火をつける努力から逃げていたという事実があったのです。

ご協賛者に話すように、親に説明するように、一番近い人たちに心に火をつけようと話をしていたのか・・・答えはNOです。

約束します。改めます。

いまから、ここから、わかってほしいからこそ、火が付くまで時間を惜しまずぶつかっていきます。

永瀬義規

P.S 巻頭の写真は本文とはあまり関係ありません(笑)

東海大報告会で感じた、東京五輪に向けた新たな戦いの始まり

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昨日は、東海大学の全日本学生柔道優勝大会&リオ五輪報告会に
ご招待いただき、行ってきました。

東海大の優勝大会での優勝は、なんと21回目。
65回中21回、しかも実際に東海大が出場しているのは
第20回大会くらいからということなので
(第22回大会の3位が初ベスト4)、
その勝率の高さは驚異的と言えます。

私が柔道雑誌の編集部にいた20数年前、
昭和の終わりから平成の始めの頃は、
東の東海大、明治大、西の天理大、近畿大が4強。
それに続く日大、国士舘大、日体大、国際武道大、筑波大
といった大学が虎視眈々と4強を狙うという構図でした。
名選手も各大学に散らばっていて、
各大学それぞれにカラーというか、
戦い方やオーダーに特徴みたいなものもあって、
いま以上に目の離せない試合が多かったように思います。

最近は「王者・東海大に土をつけることはできるか!」
が最大の見どころですが、戦っている選手たちは毎年入れ替わっていくわけで、
毎年同じように強い選手ばかりが揃っているわけではありません。
そのなかを勝ち続けるというのは、傍から見ているのとは違い、
すごく難しいことだと思います。
昨年、決勝のあと、座り込んでいつまでも立ち上がれずに
泣きじゃくっていた東海大の選手の姿は、今もはっきりと覚えています。
7連覇もしているんだから、1回くらい負けても…
は選手たちにはないんだなぁとつくづく感じたものでした。
今年の優勝報告会が、オリンピックの関係で遅くなりましたが、
改めて、すごい偉業だなぁと感じるとともに、
学生柔道をさらに面白くするために、
日大、筑波大、国士舘大、天理大らの「打倒!東海大」に、
大いに期待をしたいと感じたのでした。

リオ五輪報告会も、やはり今の東海大の強さ、勢いを現していました。
いまさら言うまでもありませんが、
60kg級の髙藤直寿選手、90kg級のベイカー茉秋選手、
100kg級の羽賀龍之介選手、女子72kg級の田知本遥選手、
日本代表として出場した4選手すべてがメダルを獲得、
しかもベイカー選手と田知本選手は金メダル。

どの選手もオリンピック後は、テレビをはじめ、
いろんなところから引っ張りダコで、超多忙な日々を過ごしており、
「まったく練習ができていない」と口を揃えていましたが、
4年後の東京オリンピックには、意欲を見せているようでした。

東京五輪について聞かれ、羽賀選手は
「4年先を考えるのではなく、1年1年積み重ねていった結果として、
4年後、オリンピックに出場できるよう、これから一日一日を大切に、
頑張っていきたい」と話していましたが、
それが多くの選手の本音なんだと思います。

そして、報告会の後に記者に囲まれた田知本選手は、
「ロンドンからの4年間は、リオで金を獲ることだけを考え、
その後のことなんてまったく考えず、必死にやってきましたから、
いまは正直真っ白。これからまた、同じこと、いやそれ以上のことを
しなくてはいけないという覚悟はまだできていないです。
でも、日本に戻ってきたら、
皆さんの注目が『東京』なんだということをすごく感じているので、
今後については、もう少し考えてゆっくり答えを出したいと思います」
と穏やかな表情で語っていました。

田知本選手の「覚悟」という言葉に、
リオに懸けた思いが感じられ、
それだけ厳しい4年間を過ごしてきたんだなぁと
改めて、痛感しました。
おそらく、それはほかの選手たちも同様だと思います。
五輪に出場した選手、夢かなわなかった選手、
本当に、皆さんお疲れ様でした。

1か月半後には講道館杯があり、
ある意味、そこが東京オリンピックへの出発点、
新たな戦いの始まりと言えるかもしれません。
東京五輪を目指す、新しいスター選手の出現にも期待したいと思います。

ちなみに、その日はスポーツひのまるキッズ北信越大会。
講道館杯を見に行くことはできませんが、
富山で未来のオリンピック日本代表候補たちの熱戦を
しっかりと見たいと思っています!

ひのまるキッズ事務局 林

いまから、ここから、ひのまる社長の独り言(その165:体育会が企業に好かれるワケ)

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数年前、体育会学生の就職斡旋を生業としている企業の手伝いをしたことがあります。

残念ながら、その企業とは時間的、物理的なことからお付き合いをすることはなくなりましたが、
お手伝いしている時に、ある会話から、

体育会学生の素晴らしいところは・・・
ということになり、以下の項目が挙げられました。

元気で芯が通っている
礼儀作法が身についている
誰もが逆境・スランプに陥り、立ち向かった経験がある
自ら目標設定をする能力が高い
地道な努力・人のみていないところでの努力を怠らない
一生涯の仲間を持っている
忍耐力がある

その時は、

うん、なるほど・・

と思いましたが、いまさらながら振り返ってみると、別に体育会だからこうなるということではなく、
これは、こういう資質をもつ学生が企業にとって必要で、社会にでて通用するという理想像で
あり、こういう人間が育つための集約された環境が『体育会』であるのだ・・という希望的観測
みたいなもののような気がしてなりません。

では、実際はどうでしょうか??

私は、体育会で4年間しっかりと生活を全うした学生が良いところは

理不尽なことを学生時代に経験していること

と思っていました。

社会に出るとどうしても直面する理不尽な状況に免疫ができているからこそ、人よりも早く
厳しい社会に順応するという意味で、前述の企業をお手伝いしている時、クライアント企業に
そう説明をしていました。

では、今はどうでしょうか??

正直、私の知っている限り、30年前に我々が体験した理不尽さを学生が体験しているとは
思えません。いや、むしろ、一般学生より純粋培養で色々な角度で守られているような気がします。

なので、理不尽を早く経験するということが体育会学生の(社会人としての)他学生に比べてのアドバンテージにはならないでしょう(そもそもこれまでなっているかは、確証していませんが)。

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でも、今日、東京学生柔道大会を観ていて、とても多くの学生に「うん、彼らは社会人に
なってもちゃんとできるだろうな」と思える資質を見出すことが(独断と偏見ですが)ありました。

そして、一目見てそう思った選手たちのほとんどが上位進出しているという事実もありました。

なぜ???。

理由は簡単。
まずは、入場から試合場に入り、礼をして相手と組みあうまでがキチンスムーズ。
始め!の声から最後までしっかり組んであきらめることなく相手に挑んでいる
試合終了後、服装を正しく治し、しっかりと礼をし、試合場を降りる時も礼儀を怠らない

当たり前のことを当たり前にしている

これだけです。

また、長い独り言。とりとめもない話となってしまいました・・すみません。

でも、これから大会シーズン本番。小学生からマスターズまで、皆さんの目で確認してみてください。

そして是非とも教えてください!!

正解は一つではないかもしれません。
でも、一つでもやり続けることで正解が導かれることだと思っています。

いまから、ここから、当たり前のことを当たり前にやり続ける道の創造。

永瀬義規

白抜き

夏の思い出

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今日で8月も終わり。
明日から学校が始まる方も多いことでしょう。
私は信州(岡谷)の生まれで、今はどうなのか知りませんが、
私の子供の頃は、夏休みがとても短くて、
たしか始まりは7月29日か30日頃で、
終わりはお盆明けすぐの8月17日、
夏休みは3週間ほどしかなかったと思います。

夏休み中は、毎朝ラジオ体操に行って、
終わってから30分くらい広場で遊び、
家に帰って朝ごはんを食べて、
ちょっとだけ勉強。
早々に切り上げて友達と遊びに行き、
一旦家に戻って昼ごはんを食べ、
午後はまず学校のプール
(当時は毎日開放されていた)。
水着を置くためだけに帰宅して、
それから小学校の校庭で野球の練習。
さらに、そのあと週に2日は柔道。
毎日そんな調子で、とにかく遊びまくっていた思い出しかありません。

そして、お約束のように、
夏休み最終日は、両親に怒られながら宿題。
ヘタすると、最後の2日間で
夏休み最大の難題「一人一研究」を
一気に仕上げる荒技までこなしていたような気もします。
当然のことながら、何を研究したかはあまり覚えていませんが…。

夏休みの最終日の8月31日は、
怒られながら宿題をやっている子も多いんですかね?
それとも、今はもう宿題なんてないんでしょうか?

夏の終わりを知らせるように、
台風が連続発生。
各地に被害をもたらしています。
台風10号に伴う大雨の影響で、
岩手では10名以上の方が
亡くなってしまったと聞きました。
本当に心が痛みます。

明日9月1日は防災の日。
我が家でも、最近すっかり
希薄になってきた防災意識を
再度思い起こし、
防災グッズなども点検してみたいと思います。

皆さんもこの機会に
防災グッズや防災に関するもろもろ、
家庭や職場で確認してみてはいかがでしょうか。

アップするのが遅れて9月1日になってしまいました。
ご容赦ください。
(写真はインターハイで出雲に行った際に訪れた出雲大社。今年の夏の思い出です。)

ひのまるキッズ事務局
林 毅

いまから、ここから、ひのまる社長の独り言(その164:夏の終わりの嬉しいお便り)

棟田先生からの残暑見舞い

永瀬社長、頑張ってください。子どもたちは「本当に楽しかった、次も出たい」と言っています。大人の都合で子供の夢を壊したらいかん。私自身、こんな田舎なので何もできることはないけど、いつも応援してますから!

夏休み最後の週末。

残務をこなそうと出社したら、スタッフが持ってきてくれたハガキです。

一枚の残暑見舞い

そこには、全国屈指の強豪道場からの感謝の気持ちが込められた言霊がありました。

正直、感極まってしまいました。

冒頭は、ハガキを見て思わずお電話をしてしまった私への道場主からのご返事でした。

自らも全日本の舞台に立ち、世界チャンピオンの息子を始め、数多くの名選手を育て上げたこの名伯楽の言葉に、実は・・今回の「道場わっしょい!」終わった今でも不安いっぱいだった我々にとって、大きな自信につながるものでした・・・。

何度もご紹介したように今年は二つの初挑戦にビュンビュン振り回された夏でした。

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あえて、個人試合をせず、『道場の活性化』に焦点を絞ったイベント「道場わっしょい!」。

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初めての他競技での試みとなった月刊バスケットボールカップ。

共に主催者として、スポーツひのまるキッズの理念を元にこだわりを持った大会でした。

もちろん、原、浅野マネージャーがそれぞれプロジェクトリーダーとして運営面での反省を山の様に持ってきてくれましたが(笑)、私は、これをやり切ったことに価値があると心の底から思っています。

とは言っても、やはり経営者として、収益的には成功したと言えないこのイベントの価値が、たんなる自己満足で終わるようでは成り立たないということもわかっています。

でも、それは、全責任者である私の問題。

冒頭の葉書、そして、前回のこのブログで浅野がアップしていた多くの方々からのありがたいご評価で、我が自慢のスタッフたちの努力が少しでも報われたことを本当に嬉しく思っています。

ありがとうございます!

いまから、ここから、本当に今からが本番です!!!

永瀬義規