福澤諭吉の説いた教育の鉄則「先ず獣身を成して後に人心を養え」

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『学問のすすめ』の著者で、慶応義塾の創始者でもある
福澤諭吉の教育論に関して書かれた
『子育ては諭吉に学べ!』という本が先月、
筑摩書房から発刊されたのですが、
とても興味深い内容だったので、
こぴっとご紹介したいと思います。

著者は明治大学の教授で、
テレビのキャスター、コメンテーターとしても
活躍されている齋藤孝さん。

齋藤さんは、福澤諭吉研究では非常に著名で、
福澤諭吉に関する著書もたくさんあります。
『子育ては諭吉に学べ!』はその最新刊です。
本当は、福澤諭吉自身が書かれた著書(『学問のすすめ』、
『福扇百話』、『文明論之概略』など)そのものを
読んだほうがいいのかもしれませんが、
齋藤さんの本には、そのエッセンスが実に分かりやすく
書かれているので、時間のないお父さんお母さんには
最適だと思います。

福澤諭吉が教育の鉄則として常々言っていたのは、
「先ず獣身を成して後に人心を養え」という言葉でした。
教育者として『学問のすすめ』を著し、学ぶことの大切さを
説いた福澤諭吉ですが、学ぶこと以前の大前提として、
「健康であることが一番で、基本は身体である」
ということを強調していたのです。

獣身(獣のような身体)というと、
ちょっと大袈裟なイメージですが、
それほど、身体作りを大切だと考えていたと言えます。

実際、福澤諭吉が創設した慶応義塾の幼稚舎(小学校)では、
今でも、身体を鍛えることが非常に重視されているようです。
“お受験”のため、早くから勉強をさせる親御さんも多くなっていますが、
私学最難関と称される慶応義塾の創始者である福澤諭吉が
小さな子供に求めていたのは、実は、読み書きの能力ではなく、
元気さであり、入塾後にもっとも大切にしたのも、
身体作りだったのです。

『子育ては諭吉に学べ!』では、
第一章で、福澤諭吉がもっとも大切だとした
「すべての基礎は身体にあること」について解説し、
第二章以降で、さらに福澤諭吉の教育論を展開しています。
ここでは、各章のタイトルだけ紹介しておきます。

第二章 家風こそ無上の良教師なれ
――家風で品格を育てる
第三章 独立自尊の人格たれ
――独立のための実学を身につけよ
第四章 人にして人を毛嫌いすることなかれ
――交際は広く持て。親友はいなくてもいい
第五章 教育の力は唯人の天賦を発達せしむるのみ
――子どもに多くを求めない

タイトルだけでは、推測しきれないと思いますし、
実際に、内容を読んで、納得することも多いと思います。
興味を持たれた方はぜひご一読を。

子育てに正解や不正解はないと思いますし、
十人十色、百人百様の子育てがあると思います。
でも、言うまでもありませんが、
一人の子供に対して、子育てのチャンスは一回しかありません。
失敗したからと言ってリセットはできないのです。
「素晴らしい」と言われる先人の教育論を知ることは
決して無駄ではないと思います。

スポーツひのまるキッズ事務局 林

いまから、ここから、ひのまる社長の独り言(その61:応援する人、される人・・どちらが欠けても『絆』は結べない)

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FBで、近況報告はさせていただいていましたが、お盆明けにぎっくり腰を再発させ、
実は3日間、まるで動けず・・。4日目にやっと『凄腕鍼灸師』の往診で立ち上がることが
でき、5日目に出社。その日と、翌日の午前中でなんとか形を整えて、先週の月曜日から
松山~高松~大阪と駆け回り、昨日、帰京しました。

なんとか腰はもちました。

コンビニに買い出しに行ってくれたコンドルタクシーの運転手さんを初め、これまで
お付き合いのなかった人々から多くのHELPを頂き、この場を借りて本当に心から御礼申し上げます。

そして、今までに経験したことのない、長い一人ぼっちの生活で、様々なことを考える時間を持つことができました。

そのことは、今度、ゆっくり書くとして・・・、

一つだけ。

弊社の原事務局長が、このブログでも書いていましたが、微動だにせず見ていた録画の中で、大学の応援団が舞台の
ある番組にくぎ付けになりました。

高校生の娘がいる中年男が、ひょんなことか会社命令で大学の応援団の立て直しで、団長として様々な苦難に直面し、
実は家族の支えでそれを乗り越えていく内容でした。

ストーリーをここで書いても仕方がないのですが、要するに、

自分が必死になって応援していたと思っていたら、実は、自分が一番応援してもらっていた。

ということです。

今回の怪我で、本当にたくさんの人に心配をかけ、また、直接、間接的に助けてもらいました。

ひのまるキッズでなんとか一人でも多くの子供たちに夢を提供し、親子の絆を深めるお手伝いをすることに
よって、日本を元気にされる、『絆』を応援し続ける・・と人生をなげうってこの事業にかけてきていますが、
まさしく、自分が一番、いろんな人に迷惑をかけて、たくさんの人に応援してもらっているんだ!!

この一週間、それぞれの地で会ったたくさんの人たちの顔を一人一人思い出しながら、その応援に何としてでも
答えないといけないと思いながら、カレーを作ろうと、玉ねぎ剥いていたら、大粒の涙がこぼれて出て、いい機会なので・・

思いっきり、泣いちゃいました(笑)

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いまから、ここから、応援はするにも、されるにも、相手のことを一生懸命考えること! 今一度心に刻み込みます!

さあて、9月は東海、四国、怒涛の二大会開催です!!!! 気張っていきます。

永瀬 義規

あきらめないことの大切さ

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今週の月曜日(25日)から世界選手権が始まり、
寝不足の方も多いのではないかと思います。
日本代表、連日頑張っていますね。
一昨日は、女子48kg級の近藤亜美選手が金メダルを獲得し、
男子60kg級の髙藤直寿選手が銅メダル。
昨日は、男子66kg級の海老沼匡選手が金メダル。
そして、今日(27日)はナント女子57kg級の宇髙菜絵選手と
男子73kg級の中矢力選手がダブル金メダル!
ここまで男女合計6階級中4階級で優勝という、
素晴らしい結果を出してくれています。

なかでも、今日の宇髙選手の優勝は感動的でした。
今年の3月に、6歳から中学まで柔道を教えてくれたお父さんを病気で亡くし、
そのお父さんに「表彰台の一番高いところで報告したい」と臨んだ今大会。
宇髙選手の戦いは、どの試合も本当に気迫にあふれていました。

2010年の東京世界選手権以来4年ぶりの日本代表。
その間に、大学の後輩・松本薫選手がオリンピックで金メダルに輝き、
つらい日々だったと思います。
優勝後に「あきらめずにやってきてよかった」と涙した
宇髙選手の言葉がとても印象的でした。

今日の試合では、本命視されていた松本選手は2回戦で敗退。
男子73kg級でも、昨年圧倒的な強さでチャンピオンになった大野将平選手が敗れ、
前回は脳しんとうを起こすほど痛烈に投げられた中矢選手が復活優勝。

勝ち続けることの難しさと、
あきらめないことの大切さを改めて感じる結果でした。

世界選手権はまだまだ続きます。
これから日本にとって厳しい階級に突入していきますが、
引き続き、日本代表の奮闘を応援したいと思います!
……当分、寝不足は続きそうです。

スポーツひのまるキッズ事務局 林

子供の一番の応援者!

こんばんは。
スポーツひのまるキッズ事務局の原です。

夏休み明けの月曜日、頭も身体も重い一日をようやく終えようとしております。

私も先週お休みを頂きましたので久しぶりに子供たちと1泊二日で、海水浴に行って参りました。
時期も時期だったので、ある程度の覚悟はしてましたが、案の定、大渋滞で、予定の二倍以上の時間をかけて目的地に到着してしまい、子供たちからは大ブーイングでした。
翌日は天気はいまいちでしたが、子供たちはお構い無しで大はしゃぎし、私も昨日のブーイングを挽回しようと一所懸命にひたすら子供たちを楽しませようと努力しました。
その結果、脚が二度もつってしまい、自分が溺れかけると言う失態にも見舞われましたが、何とか、子供たちは楽しんでくれたのかなとホッとしております。

遊び終えて、帰りの車も当たり前のように大渋滞!子供たちも遊び疲れて大爆睡!!
私も子供たちにつられて睡魔と格闘しながら、何度も休憩を挟みつつ、ようやく帰宅するこが出来ました。
渋滞の最中、海水浴場、宿泊先など至る所で私と同じような家族連れの親御さんたちをたくさん目にして、本当にみんな頑張ってるよな~俺も頑張んなきゃって思っていました。

そして、翌日、録画して、みれていなかったテレビドラマをいくつか見ている中で、フジテレビで放送している「あすなろ 三三七拍子」というドラマを見ていたら、凄く共感できる言葉があったので、頑張っている親御さんたちにもご紹介させてください。

あすなろ 三三七拍子というドラマは、大学の応援団のお話です。
そこで、応援というものの考え方について、応援団のOBが言った言葉です。
「応援というものは、そもそも傲慢なもの。だから応援する側は、される側以上に汗をかかねばならない。じゃなきゃ応援する資格がない」

世のお父さん、お母さんは子供たちの一番の応援者だと思います。
スポーツひのまるキッズでは、そう信じて大会運営も行っております!
だから、私自身がこれからも子供たちの良き応援者であるために明日からも頑張ろうと感じた言葉でした。

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いまから、ここから、ひのまる社長の独り言(その59:やりたいことができたお盆の数日)

お盆休み最終日。

お陰様で、私も多分就職して初めてくらい(?)のお盆休みを14~17日までとることができました。

そして、以前より、まとまった休みがとれたらやりたいことをいくつか達成できたので、ここで報告したいです。
みなさんにとっては非常にプライベートすぎて、普通すぎてつまらないかもしれませんがお許しください。

その1
亡き父、祖母のお墓参り
父は今年で7回忌を迎えます。そして、祖母(母方の)は昨年の4月に他界。いつも忙しくて行けなかったので、これだけは絶対に!! ということで母と行くことができました。すでに供養花が捧げられていました。ありがとうございます!
お墓

その2
チキンカレー作成
以前、四国出張時に、バイヤーのM氏より伝授された究極の市販カレールーの三種類混ぜ合わせ+隠し味をしっかり再現。
そして、『お約束の一晩寝かせ』でいただくことができました。味は、井上康生の内股級です(もう少しで。。(笑))
チキンカレー傑作 (1)

その3
自転車整備
3月に引っ越ししてから、駐輪場に置きっぱなしでいつも気になっていたものの、どうしても時間が足れずにいた自転車整備を決行! 最初、駐輪所で見つからなく「これはやられたかな・・」と思って別のところを探したら、なんと『9月までにこの札を外してない自転車は撤去します』置き場にありました・・。涙が出そうになり、一生懸命磨いて、空気を入れたのですが
どうしてもすぐに抜けてしまうので、今度会社のそばの自転車屋さんにホイールだけ持っていこうと、部屋の玄関に引き上げました。
自転車

その4
本籍地の訪問
実は、本籍は就職してしばらくして落ち着いた場所に残してありました。
25歳から渡米する28歳までの3年間でしたが、近代柔道の編集長として公私ともに充実した、本当に思い出深い月日をここで過ごしました。
もう24年近くも足を踏み入れていなく、街(特に駅周辺)は昔の面影は全く残っていませんでしたが、記憶をたどって向かっていくとその当時住んでいたマンションは少しも変わらず存在していました。当時住んでた階まで上がってみました。驚くほどに、当時の記憶が次々とよみがえり少しセンチメンタルになりました。

日中1時間立ち尽くしていました・・。
メゾン杏山4階からの眺望

その5
サーキュレーター購入
引っ越しして超節約してきましたが、どうしてもほしくて2か月悩んで隣駅のイオンで購入。快適です。
サーキュレーター

その6
マルちゃん正麺
前述したM氏がバイヤー歴○○年で最高の傑作品、と酔っぱらって言っていたマルちゃん正麺をいただきました。それもお言葉通り、
塩味を素のまま。
正直、美味しかったです。ただ、これも正直、カップラーメン以外、インスタントラーメンを食べた記憶がないので、他との比べようがなかったのですが・・・。でも、30年前に『あんた、記事なんか書いてないで、ラーメン売ったほうが出世するよ』と近代柔道杯の協賛を直談判しに行ったときに故・森社長に言われた言葉とあの笑顔が脳裏に浮かびました。
マルちゃん正麺

以上。ユーミンの「真夏の世の夢」を聞きながらこれを書き終えます。ここまでお付き合いいただきありがとうございました!!

あ、今朝、ぎっくり腰が再発し、かなりヤバいお盆休みの終焉でした。おしまい。

いまから、ここから、思い出はどんなことでも貴重な財産です。

永瀬 義規

いまから、ここから、ひのまる社長の独り言(その58;IからWEに・・・。コミュニケーションの大切さ)

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年の半分は全国各地に出張し、ひのまるキッズの協賛営業を行い続けて6年目を迎えます。

お陰様で、150社近くのご協賛をいただけるようになり、少しずつですが、ひのまるキッズの知名度も上がり、また、ひのまるキッズが行くべき方向性も見えつつあります。

もちろん、まだまだ成功と言えるところまではきてはいませんが、なんとなくいい感じに来ていることは確か・・。

公私ともに様々なことがあったこの6年間で、多くの勉強をさせていただいています。

人間一人でできることは限られている
とことん己を尽くせば、絶対に光は見えてくる・・・etc

そして、一番身に染みたことが、

コミュニケーションの大切さ、です。

出張先で熱く語りに語りつくしている分、社内や、家庭で言葉足らずが非常に多かったのは否めない。

そのため、『あいつはわかっているはずだ』と思えば思うほど、実は何にもわかっていなかった・・というケースにたくさん遭遇しました。

つい最近も、『そんな、バカな・・』と思うこともあり、なんでわかってくれていないんだ・・、と思ってしまいまたが、よくよく考えてみれば、自らまったくコミュニケ-ションをとっていませんでした。

どこまでいっても他人だから・・、という人もいるけど、他人だからこそ、なおさらとことん話をしてわかってもらわなければならない。せっかくもらった「縁」なんだから、「絆」を深める努力をしなければ、たんなる「しがらみ」になる・・。

前回のブログで『我が事になる』ということを書きましたが、IをWEにするためには、もっともっと、大切な仲間に語りつくしてコミュニケーションをとらなければならないと強く感じる今日この頃です。

精力善用はなんとかできています、が、自他共栄が足りていませんでした・・反省。

いまから、ここから、IからWEにするための努力、自覚して進めます!!

永瀬 義規

「思いやりシート」

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高校生の夏の大イベント、インターハイ(柔道競技)が終わりました。
今年もたくさんのドラマがあり、会場で見ていて、
目頭が熱くなるシーンがたくさんありました。
やはり、青春っていいですね……。

会場となった成田市中台運動公園体育館は、
以前にも、インターハイや国体で使われており、
それなりに広い体育館ではあるのですが、
親御さんなどもたくさん応援に訪れるインターハイの会場としては、
ちょっと狭いかなぁという感じでした。
とくに出場人数の多い男子の団体・個人が行われた
初日と2日目は、観客席も超満員。
しかも身体の大きな高校生も多く、ただでさえ少し狭めの席は、
あまりに窮屈で、見ていてちょっとかわいそうなほどでした。
空調がガンガンに効いていたのは救いでしたが……。
朝の席取りは、ちょっと殺伐としていたようです。

ただ、そんな観戦状況のなか、
小さいお子さんをお連れの方やお年寄りの方用の特別席が
設けられていたことは、素晴らしいことだと思いました。
柔道界では最近、大会の際に、審判員や係員のお子様を預かる
託児ルーム(スマイルルーム)を開設したりしています。
今回のこの特別席は“思いやりシート”と名付けられていましたが、
“思いやり”は今の日本人が失いかけている、
とても大切な感情だと思います。

柔道は、相手がいてはじめてできる競技だからこそ、
他人を思いやる気持ちを持つことは、何よりも大切なことだと思います。
本当は、こんなシートがなくても、譲り合えるのが理想なのでしょうが、
理想と現実はなかなか一致しませんし、理想ばかりを言っていても
改善されることはありません。
ファーストステップとして、“気づき”の機会になればと思いますし、
実際に私自身、会場に「思いやりシート」があったことで、
考える機会をいただきました。

スポーツひのまるキッズ事務局 林

子供の頃の思い出。

こんにちは、スポーツひのまるキッズ事務局の原です。
昨日は、日本武道館で第46回全日本少年少女武道錬成大会が開催されたようですね。
face bookを見ていたら、会場の写真がUPされていたので、昔のことを思い出しました。。
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この大会には私も子供のころに出場させてもらい、九州の佐賀県からの出場でしたので、初めての飛行機に初めての東京で、今でもあのどドキドキ感は記憶の引き出しのど真ん中に残っています。
私は小学4年生だったと思います。柔道を始めて2年が経っていましたが、初めて九州から出た大会でもありましたし、もちろん母親にも付き添ってきてもらっていました。
僕は、4人兄弟の末っ子で、兄や姉はまだ東京なんて行ったこともなかったので、東京行きが決まってからは、毎晩のように羨ましがられたり、時には嫌味を言われたりしていました。
そんな兄弟からの叱咤激励もあり、私は、子供ながらに母親に良いとこを見せたいという気持ちが凄く強かったのを覚えています。
その為に何か努力したか?と言えば、特に覚えていませんが、勝ちたい!という気持ちのレベルで思い返してみたら、大学まで柔道をやらせてもらった中でもベスト3に入ることは間違いありません。
そして、その想いは他のメンバーも同じだったと思います。みんな親が来てくれていて、兄弟の中でも先んじて東京に来たのだから。

そんな気持ちで臨んだ試合だったからなのかどうかはわかりませんが、あれよあれよと勝ち進むことができ、遂には初出場でパート優勝まで上り詰めることが出来ました。

子供は親に良いところを見せたい。これだけは、いつの時代も変わらないと信じてます!

そして、スポーツひのまるキッズ小学生柔道大会では、そんな子供の想いを形にさせてもらっています!

必ずしも子供が良いところだけを見せられる訳ではありません。だからこそ、一番近くで結果を見届けてあげてください。

そして、励ましてあげてもらえたら、子供たちは今度こそ良いところを見せたいと、もっと頑張るんだと思っています。

失礼いたしました。ツイひのまるキッズの話になってしまいましたが、私の小学生時代の思い出話に付き合っていただきありがとうございました。
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スポーツひのまるキッズ東海小学生柔道大会と四国大会のエントリーも行っております。
全国各地から参加することが出来ますので、是非ともご検討いただければ幸いです。
http://www.hinomaru-kids.jp/

いまから、ここから、ひのまる社長の独り言(その57;我が事で対峙するという覚悟)

私の親友に今、東北の被災地で人生かけて農業に取り組んでいる男がいます。

彼とは、もう10年以上も前、
当時、私は出版社の常務という立場ながら、少年大会開催に駆けずり回っており、そのときにある人の紹介で会ったのが最初でした。

同じ年代の彼とは一瞬のうちに意気投合。

当時、彼は所属する会社の常務として様々な事業を手掛け、拡張。我々の大会にも協賛をする橋渡しになっていただきました。

高校時代にラグビーに青春を注いでいたスポーツマンに加えて、物腰の優しさ、物事に
対して常に真摯にそしてあくまでもクールに取り組む彼の姿には自分にないものを感じ、惹かれていきました。

常に冷静。淡々と仕事をこなす彼でしたが、時々、彼の心底にある強いポリシー、熱いものを感じる場面に
遭遇することがありました。

ある日のことです。

彼の会社に別件で訪問したときに、常務室をのぞいたら、彼が部下に対して烈火のごとく怒ってました・・。

「これは、珍しい。後でちゃかしてやろう」

と、聞く耳を立てると・・、

「お前らは、傍観者か! 仕事は我が事でやらなければ絶対に成し遂げられない。他人の夢をかなえるために
死ぬ気で立ち向かえないだろう! 熱くなれ! 俺もとことん己を尽くす。 俺たちの事業、俺たちの夢じゃないか!
俺たちがやらないで誰がやるんだ!!!」

普段、沈着冷静な彼の言葉だけに、その真っ赤に充血した眼を見開いてスタッフに対峙する姿の迫力はすざましいものでした。

その日の夜に、酒を酌み交わしながら、

「おい、凄い迫力だったな・・」

と言ったら、

「何言うてんねん、永瀬の真似をしただけだよ」

って笑っていた彼の笑顔を昨日のように覚えています。

物事に対峙するとき、常に我が事と思い己を尽くす!

最近、全然会う機会はなくなったけど、先日、FB友達から、

「この人、永瀬さんの友達ですよね。私の友人のブログにアップされていましたよ」

って知らせていただきました。

そこには、立派な農業おじさん(笑)になり、たくましい光を放っている彼の姿がありました。

笹井の今

いまから、ここから、俺も負けるわけにいはいきません、笹井、今度遊びに行くぞ!とことん語りましょう!!

永瀬 義規

いまから、ここから、ひのまる社長の独り言(その56;親子鷹、いいじゃないですか!!!)

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先日行われた「金鷲旗高校柔道大会」、東京・修徳高校が悲願の初優勝を達成しました。
その大将で、決勝も自ら優勝を決めたのが、あの小川直也さんの息子の雄勢くん。

ひのまるキッズで親子の絆を毎日意識しているからではないと思いますが、
今回の金鷲旗ではこの小川選手以外でも、本当に数多くの二世柔道家の活躍が目立ちました。

準決勝に進出した4強で、小川以外でも、古賀(大成)、古田、正木(天理)、竹村(国士舘)・・・。

記者席でもその話題で持ちきりでした。

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ただ、記者の中には「うちはそのネタではクローズアップしません。あくまで本人の実力次第です」
という声もありましたが、

私は、純粋に非常に楽しく観戦させていただき、まさに「蛙の子は蛙」を目の当たりにして、子供がいない
自分としては非常にうらやましい思いでいっぱいでした。

ひのまるキッズ出場のみなさんの中でもたくさんの二世柔道家が参加しています。
当たり前ですが、お父さん(お母さん)がかつて強くても弱くても関係なく、参加して楽しいんでいます。

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数年前の関東大会で優勝した子供のお父さんに表彰台でテレビがインタビューをしたときに、
「まさか、オリンピックチャンピオンより高い表彰台に上がれると思いませんでした。子供に感謝します」
といって、横にいる古賀稔彦さんをチラ見して恥ずかしそうに語ったお父さんのことを思い出しました。

なにはともあれ、かつて自分が青春を捧げたスポーツを子供が受け継ぎ、一生懸命にそれに打ち込む姿を
見れることなんて、本当に親にとっては最大の幸せで、子供にとっては最高の親孝行だと感じるともに、
その絆を、より深める一助として、ひのまるキッズをもっともっといい大会にしていきたいと心に誓った
福岡の熱~い三日間でした。

いまから、ここから、もっとたくさんのステージを提供します!!!

永瀬 義規