柔道普及を考える

こんばんは、ひのまるキッズの原です。

柔道普及を目指すために、柔道の価値を改めて見直し、その価値を高めるために何ができるかを考えたいと思います。

まず、柔道人口が日本の3倍になったフランスは柔道にどのような価値を見出しているのか?

柔道の持つ『礼儀』『規律』『尊敬』といった精神が、フランスでは子供の教育によいと考えられていて、これまでフランスでは希薄だった、『礼儀』を重んじて、他人を『尊敬』する精神が新鮮で、親が子供の教育の補足するものとして柔道が重宝されているのだそうです。また、護身術として、基礎体力をつける手段としてと、子どもたちにとって、そして、親にとっても非常に効果的なアプローチだということに気づかされます。

フランスでは、どうやら、6歳~9歳までに柔道を始める子どもが多く、そのための指導マニュアルまで作成されていて、初めてスポーツに触れるであろう子どもたちへの配慮や上にある柔道を始める理由に沿った教育的要素が詰まった、子ども目線のプログラムが組まれているようです。

日本の子どもたちが柔道を始めるきっかけは何なんでしょうか?

そして、道場や学校の部活では、その目的を支援できるような環境が整っているのでしょうか。

ちなみに私は肥満児だったので、柔道をして引き締まった身体になることが目的で柔道を始めたように記憶しています。

ひのまるキッズとして出来ることは、まず大会に参加いただく方々へ柔道を始めたきっかけや親として柔道に期待していることなどをアンケートで聞かせてもらう事から始めたいと思います。

 

 

いまから、ここから、ひのまる社長の独り言(その138:51回で得た宝)

入来院君最後の礼2

先週、無事成功裏に終了することができたスポーツひのまるキッズ近畿大会。

写真は、大会最終試合となった6年生男子無差別決勝の試合終了時の礼。

大会のエンディングにふさわしい、優勝した入来院君のこの礼。

観ていて、心の底から熱いものがこみ上げ、言葉では言い表せない充実感を覚えました。

話は変わって・・・、

先日、クラウドファンディングの支援者を精査していると、なんと、ひのまるキッズのスポンサー企業の役員たちが当たり前のように名を連ねているのに驚きました。みなさん、本当にありがとうございました!!

さて、そのうちの一人で、これまで、あらゆる場面で相談にのっていただいている方に先日、こう言われました。

「永瀬さん、ひのまるキッズは何回になりました? え、トータル51回。こりゃ、何事にも代えられない宝だね。私も当社でイベントをやるときには必ず『第〇回』って入れて始めるんです。そうすると続けなければならないと目標を立てる。そして続けているうちに途中でくじけそうになっても何とかやめなくてもよくなる、それはね、何事にも代えられない何かがそこに生まれるからです。

協賛社だっていつも(業績が)良いわけじゃない。でも続けてその数が増えてくると自然に悪いところが出てきたら、良いところが代わりに助けてくれる。そんなもんですよ。だから、ひのまるキッズも絶対に回りがつぶしませんよ、絶対に!」

そして、次の目標を聞かれ、

トータル100回!!
そして、全都道府県に一つの『ひのまるキッズイベント』の開催

と私が答えたとき、

そりゃ、良いですね! 絶対にできますよ!!!

と真正面から私の顔をみたその吸い寄せられるような笑顔に、グーンと自信が沸き上がってきました!!!

そして、改めてその『宝』ってなんだろう・・と考えようとしたとき、頭の中を一杯にしたのが冒頭の入来院君の礼だったのです。

入来院君最初の礼2

もちろん、彼は彼の道場で先生に

『将来、周りから敵対視されるような選手では無く、皆から愛されて応援して頂ける選手を目指そうと、また周りの人からも目標にされる選手になろう』

と指導を受けているそうです。なので、ひのまるキッズに出たからだけでそうなったわけではないと思います。

でも、彼のこの礼。

ひのまるキッズにおいては、彼の他を寄せ付けない群を抜いた強さ以上に、会場の皆さんに注目され、認めてもらっているのは周知の事実です。我々にとって何事にも代えられない宝です!

51回続けて得た宝。

いまから、ここから、これからもっともっとたくさんの宝を掘り当てるかと思うとゾクゾクします!はい。

追伸

1年生の時の入来院くんとお母さん。五年後の今を想像できたでしょうか?そして、こらからの5年後も素晴らしい未来が待っていることを祈念しております!!!

入来院君1年生

ちょっとワクワク♪

みなさん、おはようございます。

昨夜、コンビニでこのピンクの新聞を目にして、とっても久しぶりに買っちゃいました。

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知らない方も多いと思いますが、これ、サッカー専門新聞で、月・水・金の週3回出ているのです。
コンビニや駅の売店などで販売してますが、特集されてる内容によっては、早く買わないと売り切れてしまい残念な思いをすることがあります。
サポーター仲間の中には、定期購読して、「私は家に届くから大丈夫~」と余裕の表情を見せている子もいました(笑)

Jリーグが始まると、毎週のJリーグの試合結果や予測が大半ですが、やはり、J1のチームが多く取り上げられるので、応援するチームがJ2になってからは、自然と買う回数が減って、実はもう何年も買っていませんでした。

しかし、昨夜、久しぶりにこのピンク色を目にして、1面に『順位予想』
「あ、そうか。もうすぐJリーグ開幕だ!」と思わず手にしました。
明日、2月27日(土)開幕です。

Jリーグのシーズンは春~秋ですから、Jが始まると「春来たな。」と思いますね♪
新たなシーズン、やっぱりわくわくします。
今年はどうなるかな~。

体調もまだイマイチで、仕事で疲れていましたが、久しぶりのピンクの新聞で、わくわくする気持ちを思い出し、ちょっと元気になりました。
「ピッ、」っと目に入るこの色、大事ですね(^^;

みなさんは、「春だな。」と感じたり、「ワクワク」するようなこと、ありますか?(^^)
ちょっとしたことをきっかけに、ちょっと気分を上げて、今日も1日がんばりましょう~。
それでは、みなさん、いってらっしゃい。

スポーツひのまるキッズ協会事務局 新井みどり

2015年度の最終回

みなさん、こんばんは。

第6回ひのまるキッズ近畿大会も無事に終了する事ができまして、これで2015年度のひのまるキッズの最終回の幕が降りました。大会に参加してくださいましたみなさま、お疲れさまでした。

今回もスポーツひのまるキッズプロジェクトの復興支援活動としまして、みなさまからのご支援で宮城県の東松島市より、「矢本柔道スポーツ少年団」の9組の親子をご招待する事ができました。ご協力ありがとうございました。

私がこのプロジェクトに関わってから、最多人数の19名のみなさんと二日間を過ごさせていただきました。

冬の時期の開催なので、東北の天候が荒れない事を願いましたが、飛行機の遅れもなく、順調にお越しいただけて、まずはひと安心。

前日練習会終了後、みなさんとホテルに移動し、ホテルにチェックイン。少し休憩の後、夕食の場所まで、電車を乗り継いでのご案内。人数が多いので、少々緊張しましたが、みんなで楽しくお話ししながらの電車移動となりました。長距離の移動でお疲れだったと思いますが、滅多にたくさん電車に乗ることもないからと、みなさんに言っていただけて、ほっとしました。夕食の間、大人たちのお話しを大人しく聞いている子供たちの姿勢がとても印象的でした。夕食後はまた、電車を乗り継いでの移動。ご父兄のご協力もあり、無事ホテルに戻る事が出来ました。

ベイタワーホテルロビーにて

そして、大会当日は私も運営で慌ただしくしていたので、みなさんとお話しする時間もなく、二日間あっという間に時間が過ぎ、会場の出口でみなさんをお見送り。みなさんにとって、ひのまるキッズって楽しかったな~とか、何か1つでも心に残ることがあれば、私たちのプロジェクトも成功と言えると思います。

次、2016年度ひのまるキッズスタートは4月の関東大会。新年度もみなさんたくさんの参加をお待ちしておりますので、これからも宜しくお願い致します!

ひのまるキッズ事務局 丸山

思いやりとは、相手の立場になって考え行動すること。

こんばんは、ひのまるキッズ事務局の原です。

2月21日(日)2105年度、最後の第6回スポーツひのまるキッズ近畿小学生柔道大会が大きな怪我もなく成功裡に終えることが出来ました。

ご尽力いただいた皆様へ事務局一同、心よりお礼申し上げます。ありがとうございました。

今日は、近畿大会の開会式後に講師の内村先生が親子の絆をテーマに子どもたちに話をされていたことをリマインドし、親子だけではなく、夫婦や同僚の間でも同じように常に思いやりの心をもって接していきたいと感じたメルマガを紹介します。

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あるご主人が病気で奥さんを亡くされて、初めてキッチンで家事をしたそうです。

そのときにキッチンで食事を作る大変さに、ご主人は初めて気がつきました。

料理を作るためにはメニューを考えたり、買い物をしたりすることも必要だとわかりました。

奥さんが元気だった頃、仕事から帰ってきたご主人は奥さんに、

「まだ、食事ができていないのか?」

と怒鳴っていましたが、奥さんは何の文句も言わずに、

「ビールを飲んで待っていてください」

と言って、ビールを出してくれていたそうです。

そのときの奥さんの姿を思い出して、ご主人は涙が出たそうです。

奥さんが亡くなって初めて洗濯をしたときには、水の冷たさに初めて気がついて、なぜ、奥さんの手が荒れていたのかがわかりました。

寒い日に、笑顔で洗濯物を干していた奥さんの姿を思い出して、こんな大変なことを毎日笑顔でしてくれていたのかと思ったそうです。

どうして、

「毎日、一生懸命に家事をしてくれてありがとう」

と一言だけでも、ねぎらってあげられなかったのだろうかと、とても後悔したそうです。

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「小さな幸せに気づく24の物語」

中山和義 著(フォレスト出版)
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ひのまるキッズが、親子で参加してもらっている理由の一つとして、子どもたちの頑張りを、どんな些細なことでも構わないので、親御さんたちに褒めてもらいたいと思っています。

褒めてもらえることで、子どもたちがさらに頑張り、自信を持ち、強い心を育てていってくれると信じているからです。。。

 

そして、2016年度はさっそく4月10日、横浜文化体育館の第8回スポーツひのまるキッズ関東小学生柔道大会で幕を開けます!!

エントリーは3月4日(金)までとさせていただきますので、同じ道場内でお誘いあわせのうえ、奮ってご参加いただきますようお願いいたしますm(__)m

エントリーはこちらから

http://hinomaru-kids.jp/judo/entry.php

いまから、ここから、ひのまる社長の独り言(その137:ひのまるキッズ六訓)

ひのまるキッズ六訓

今日の第6回近畿大会で、ひのまるキッズも通算51回目を迎えることとなりました。

4月の関東大会は8回目。

第1回関東、東海、九州に出場した6年生が、もう大学生となります。

嬉しいことに、各方面からの注目をいただき、その時に『未来の五輪メダリスト発掘』みたいに取り上げられることに少し違和感があることは確かですが、実際、ひのまるキッズの卒業生が活躍しているのも事実。

素直に、彼らの活躍を応援することにしています。

そんな中で、特に嬉しいことは、ひのまるキッズで入賞していなくても柔道を続け中学、高校になって会場でお会いできた時、そして、8年前にマナ-賞をとった選手が、今や、全日本ジュニアのトップにいることがわかった時・・・、本当にやっていてよかったと思います。

そこで今回・・・、

満を持して、これまでずっと温めてたことを発表します。

ひのまるキッズ六訓です。

我々が常に掲げている『当たり前のことを当たり前にできる人間育成』に大切な道場五訓に、私が毎回叫んでいる“いまから、ここから”の精神を加えたこの六訓。

何も、これを偉そうに大上段から言い続けるのではなく、我々ももっと自分自身を律し、参加する親子の目線になって、地元の行政、企業の応援をいただき、全国の道場の先生たちと共に精進していきたいと思っています。

そして、将来、ひのまるキッズに参加した子供たちが親となって、会場に戻ってきてくれる時まで・・

事業をもっと足腰の強いものとしていくためにも、愚直に己を尽くしていこうと思っています。

ひのまるキッズ六訓

かわいがってやってください!!

どうか、よろしくお願い申し上げます。

永瀬 義規

白抜き

十数年ぶり、、、

みなさん、こんばんは。

10年ぶり、、、いや、十数年ぶりにインフルエンザにかかってしまいました。
今週末、近畿大会で大事な時なのに、、、
スタッフのみなさんすいません(><) 昨夜から熱っぽく、「明日から大阪だから、薬もらって早く治さなきゃ!」 と病院へ行ったら、見事にインフルエンザB型、、、 点滴をして、薬をもらって、会社の近くの病院だけどそのまま帰ってきました。 IMG_3044

最近は、検査の機械も良くなって、発症から6時間くらいから結果が出てくるものもあるそうです。
大人でも、インフルエンザから容態が急変し、脳症などの合併症を発症することもあるとのこと。
軽く見ず、しっかり治します。

みなさんも、少しでも熱っぽかったり症状があれは早めに病院に行ってください。

近畿のみなさん、スタッフのみなさん、申し訳ありません。
よろしくお願いします!

スポーツひのまるキッズ協会 事務局 新井みどり

ほどほどがいい。

こんばんは。
このところ、寒暖差が激しく、ただでさえ弱りぎみの体からは、ついにSOS!アレルギーと喘息の発作が同時に出て、くしゃみと咳がとまらなくなり、呼吸困難に(涙)このところ、冒頭のご挨拶が病気自慢のようになっておりますが、年明けてから体調がいまひとつ。

これは、ビタミン不足かもと、帰宅途中にスーパーに立ち寄ると、霜降り白菜が目に飛び込んできて、長ネギ、もやし、きのこなどかごに入れ、その後はお約束のお豆腐、お肉…ときたら鍋ですよね~
わが家(正確には私が)は、大量に野菜が取れ、体が温まる鍋が大好きで、暑い夏にも鍋を食べるほどなんです。
最近は白菜も1/4くらいで売ってたりしますが、ひと昔は1/2売りが多く、小家族には多すぎて。。
料理にレパートリーのない私は、野菜を使いきるまで味違いの鍋を作り、さすがに鍋も飽きた1週間後、鍋以外の白菜料理を考え、肉団子スープを作り、自慢げに食卓に出したら、今日は何鍋?と言われてがっくり。中華な食卓にしたつもりが、家族にとっては、食卓に鍋ごとあがってるか、食器に盛られてきたスープでも、もはや鍋にしか思えなかったそうです。
それ以来、鍋を作る回数は加減するようになりましたが、寒い夜には、どうしても食べたくなり、体のためと言い訳しながら、作ってます。

と、書きながら思い出した事が。
まだ自分が高校生の頃、母が帰省で一週間留守にした時、父のために張り切って夕食をつくったのですが、初日に出したカレーが好評で、うかれた私は、具材の違うカレーを一週間毎日作って出すと、ある日父が言いづらそうに「お父さん、学生の頃、カレー好きで食べ飽きてて、具材変えて作ってくれて嬉しいけど、さすがに毎日カレーは~」と。
私は、具材を使いきるためにとかではなく、自分が食べたいものを中心に食事を作って、家族に迷惑かけていたこと、申し訳ないことをしてました(汗)
でも、今さら料理のアレンジがきくほうではないので、ほどほどにローテーションして、食べてもらうしかないんですよね~
みなさん、わが家自慢の鍋料理がありましたら、ぜひ伝授してください。宜しくお願い致します!←懲りてない(笑)
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ひのまるキッズ事務局 丸山

お持たせしました! 『スポーツひのまるキッズ通信Vol.05』ようやくできました!

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いやぁ、本当に難産でした。
2015年度2冊目の、スポーツひのまるキッズ通信。
年末に発行する予定だったのですが、
年明けどころか、気がついたらもう2月中旬。
いろいろな作業が重なり、
次から次にやらなければいけないことが舞い込み、
それとはなしに、後回しにしてしまっているうちに……。
いやぁ、時の経つのって、ホントに早いですよね。
……と、まぁ、これは言い訳なんですけどね。

お待ちになられていた皆さま、
遅くなってしまい、すみませんでした。
m(_ _)m

というわけで、ようやくでき上がった『ひのまるキッズ通信』。
内容としては、昨年の夏に行なった
『復興応援プロジェクト 親子夏合宿 in 宮城のレポート』、
そして、主要柔道衣メーカーさんにお集まりいただいた
『柔道衣を考える』座談会を二本柱に、
ひのまるキッズ応援企業のご紹介や、
2016年度のひのまるキッズの大会スケジュール等々、
盛りだくさんの内容となっています。

全国の道場、そしてひのまるキッズ会員の皆さんのお宅に、
直接送付しておりますので、ぜひご覧ください!
近畿大会以降のひのまるキッズの大会でも
参加者の皆さんに配布していきます。

スポーツひのまるキッズのホームページでも
近日、アップいたしますので、そちらもお楽しみに。

http://hinomaru-kids.jp/judo/tsushin.php

以前、『柔道衣を考える』座談会を行なった直後のブログで、
「柔道衣を洗う際に、柔軟剤はNG」というお話をお伝えしたところ、
かなりの反響があったのですが、
今回、柔道衣をテーマに座談会を行なった一番の目的は、
勝負に勝つために、相手が持ちづらい柔道衣を着るなんてことは、
絶対に考えてほしくない。
指導者はもちろんですが、選手にも、
なぜIJFが、柔道衣に関する細かなルールを決めたのか、
ということを考えてほしいと思ったからです。

IJFは、次から次に、ルールを変更しています。
たしかに、いくつかの変更点に関しては、
「やりすぎではないか」と感じるものもあります。
ルールによって、柔道自体に変容が生じていることも否めません。
下穿きを直接つかんだら「一発反則負け」なんて、
手内股(掬い投げ)を得意としていた小柄な選手にとっては、
「死活問題」と言えるほどのルール変更だったと思います。
ルール変更により、失われた技もあります。

でも、IJFがやろうとしていることは、
柔道の魅力、柔道の面白さを引き出そうということ。
そのためにどうしたらいいのかと考えた末に導き出した
ルール変更であるということは間違いありません。
柔道衣のルール変更に関しても、
目的は、柔道の魅力を引き出すこと。
それだけははっきりしています。

日本においても、
「勝つため」に、相手がつかみづらい柔道衣を、
試合で着ていたという方もいると思います。
それが当たり前だった時期もあります。
でも、その結果、どんどんエスカレートして、
組み合うこともできないような柔道衣まで出てきて、
柔道自体が変容してしまった。
ルールが柔道を変えたのではなく、
ルールがなかったために、柔道自体が変わっていってしまった
という事実もあると思います。

お互いに組み合い、技を出しあう。
持ちづらい柔道衣で、相手に技をかけさせないのではなく、
手首の使い方や体さばきといった柔道本来の技術を使い、
もっと奥の深い、もっと魅力あふれる柔道になってほしい。
『柔道衣を考える』という座談会には、
そんな思いを込めています。

ひのまるキッズ事務局 林 毅

柔道普及を考える

こんばんは、ひのまるキッズの原です。

2020年の東京オリンピックに向けて、テレビCMを見ていても、日本全体でスポーツへの関心が高まっているのを感じますよね。。

それぞれの競技団体では、この東京オリンピックに合わせて挙って競技力向上に取り組んでいるのではないでしょうか。

また、競技団体だけではなく、国の政策としても、この世界的スポーツの祭典である自国開催のオリンピックを一つの大きな契機ととらえ、様々な角度から、どうオリンピックを利用すべきかということを考えています。

競技団体は、競技力向上の先には、オリンピックでメダル獲得することで、多くの人たちに対して最高のPRの機会となりますし、競技人口の増加を見込むことが出来ます。

一方、国としては、一つでも多くの競技が活躍することで、国民のスポーツへの関心が高まり、これまでスポーツに関心が薄かったような世代も含めてスポーツを通じた健康増進や地域活性化、国際貢献などを視野に入れています。

柔道普及を考えれば、東京オリンピックでメダルラッシュが実現し、スター選手が出てきてくれることで、柔道をやってみようと思う子どもが増えることは、これまでのオリンピックでも実証されていますので、間違いないことだと思います。

ただ、これだけでは、これまでのオリンピック後の現象と何も変わらないのではないかと思うのです。

なぜなら、オリンピックはきっかけでしかないからです。

柔道をやってみようと思った子どもたちが、初めて柔道を始める場所であろう道場や学校の部活で、柔道の素晴らしさや楽しさをしっかりと伝えられたとしたら、どうでしょうか?

そして、親御さんたちにとっても、我が子が柔道を通して健やかに、そして人間的にも逞しく成長していることを実感してもらえたら・・・。

柔道は、これまでのオリンピックでも結果を残し、沢山のスター選手も輩出してきました。

きっとこれまでも、オリンピックをきっかけに柔道を始めた人もたくさんいると思います。

それでも、柔道人口が減少傾向にある今、しっかりと柔道の有り方を考え、4年半後に訪れるこれ以上ない、柔道普及のきっかけの時に備えなければと感じています。