夏もそろそろ終わり……

夏合宿集合写真

金鷲旗、インターハイ、オリンピックに、
ひのまるキッズ夏合宿等々と続き、
なかなか時間がとれず、絆ブログ、久々の投稿です。

ひのまる夏合宿については、他のスタッフがしっかりと
書いてくれていますので詳しくは書きませんが、
いままで各地のひのまるキッズの大会にご招待させていただいた
被災地の道場の子供たちや先生方、お父さんお母さんたちにも、
久々にお会いすることができ、本当に嬉しかったです。
また、お手伝いをしてくださった盛岡中央高校にも
震災直後に、大会にご招待した宮古市や野田村の選手が進学しており、
約5年ぶりに会って、その成長に驚くとともに、
柔道を続けてくれていることを、とても嬉しく思いました。

昨年宮城・仙台で行なった夏合宿をサポートしてくださった東北高校にしても、
今年の盛岡中央高校にしても、本当に気持ちのいい高校生ばかり。
子供たちの面倒見はいいし、自ら率先して手伝いを申し出てくれる、
その姿を見るにつけ、先生の指導の良さもさることながら、
やはり「柔道」の持つ教育的要素の素晴らしさを再認識したのでした。

子供たちは高校生のお兄ちゃんお姉ちゃんたちにしっかり懐いて、
合宿後に、一緒に写真を撮っていたのも印象的でした。

盛岡中央高校柔道部の皆さんは、ひのまる夏合宿が終わったら、
その日のうちに、関東遠征に出発するということで、
スケジュール的にかなりタイトなはずでしたが、いやな顔ひとつせず、
最後まで、しっかりとお手伝いをしてくださいました。
本当にありがとうございました。

オリンピックが終わり、全国中学校大会も終わり、
今夏のビッグイベントは、今週末の全国小学生学年別を残すのみ。
組み合わせを見たところ、

http://www.judo.or.jp/wp-content/uploads/2016/08/b91a15a72b0b80db8e95abcaf16d5618.pdf

ひのまるキッズの大会で活躍していた選手の名前も多数!

選手の皆さんは、勝つことだけにこだわることなく、
されど、悔いなく自分の力を出し切れるよう、
精一杯戦ってほしいと思います。

ひのまるキッズ事務局
林 毅

いまから、ここから、ひのまる社長の独り言(その160:手応え十分!)

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昨日今日と松山市の愛媛県武道館にて行われた

第7回スポーツひのまるキッズ四国大会「道場わっしょい!」

我がスポーツひのまるキッズ協会・原事務局長がまさに全身全霊、持てる全てを注ぎ込んだ新企画は、関係している全ての一人ひとりのお力で無事に終了することができました。

始まった時は、いったいどうなることかとドキドキハラハラの連続でしたが、本当に心の底からホッとしています。

大会 詳細、これにかけるその思いは是非ともこのブログで原事務局長本人より報告していただきますが、大会終了後に、

「いやあ!本当に良かったです。なんせの普段勝てなかった子がここでは強化選手を打ち負かし、チームの勝利に貢献できました! 忘れられない一日となりました」

と言われたとき、

まさしく感無量!

やったぜベイビー(メッチャ古い)でした。

表1(リオ)

先日、このブログ弊社・林役員が自らご紹介させていただいた「リオデジャネイロ五輪観戦ガイド」も連日大好評の、手応え十分!

そして、明日からの新たな挑戦・バスケット大会、で二度あることは…

の手応えも十分!です(笑)

いまから、ここから、己を尽くしてこそ、代え難いやりがいが生まれ、それが自信につながります!

永瀬義規

いまから、ここから、ひのまる社長の独り言(その159:ありがとう!ありがとう!ありがとうございます!!)

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今年もやってきました暑い夏の熱い高校柔道の祭典、金鷲旗。

今回は、ひのまるキッズを8年間続けてきて良かったと思える出来事が立て続けに起こった3日間でもありました。

初日

福岡に到着し、ホテルにチェックイン。約束の会合に出かけようと着替えてエレベーターに向かったとき。すでにエレベーターホールには一組の初老のご夫婦が待っていました。

降りてきたエレベーターが開いた時、そこには坊主頭の高校生で満員。ところがその高校生。目が合った瞬間、すぐに降りてそのご夫婦をご案内したんです。

あまりの素早い出来事に、自分も乗り込むのも忘れていた私。ふと我に返ってそこで再び次のエレベーターをそこに残った学生たちと待っている時、おもわず・・

「君たちどこの学校??」と聞くと、

「はい、M高校です」との返事。

おもわず、

「ひのまるキッズ出たことある」と聞くと、

「はい、2回戦で負けちゃいましたけどずっと出てました」と笑顔で答えてくださいました。

つい出た言葉が、

「ありがとう!」

キョトンとしていました・・・。

二日目

朝、会場について、さあて! と入場すると、立て続けに

「おはようございます!」とご挨拶をしてくるご父兄たち。

少し戸惑っている私にニコニコして、

「お陰様でうちのは〇〇高校で出てるんです!」「うちにはまだ補欠ですけど!」とひのまるキッズに参加してくださった親御さんたちでした。

それから2時間くらいしか会場にはいませんでしたが、トータル30人以上にお声がけいただきました。

「あの時、3位で悔しがっていた子供でしたが、表彰台でメダルをかけてくださったときに『中学で目標ができたね!』って言ってくださり、表彰状を渡すときに私にも 『次(中学)に上がってもしっかり見守ってくださいね』と永瀬さんが言ってくださったことは忘れられません」

なんて言われた時には、舞い上がってしまって・・一言

「ありがとうございます!」

しか言えませんでした。

そして、最終日

ベスト16に勝ち上がった選手たちを見て弊社・林が

「○○は、第2回関東大会で・・、××は第3回の近畿大会で・・」と説明。本当にたくさんのひのまるキッズOBが会場で大活躍。感無量でした。

そして、帰り際、惜しくも敗れたT学園の選手たちとすれ違った時に、

ひときわ体の大きな選手が近寄ってきて、

「こんにちは!」としっかりと礼。よく見ると、近畿大会で活躍し、何度か表彰式で顔を合わせた見覚えのある顔でした。

その時、出てしまった言葉も、

「ありがとう!」

やっぱりキョトンとしていました(笑)

今年で100周年を迎えた金鷲旗にはまだまだ及びませんが、ひのまるキッズも今年で8年。卒業生たちとの再会で、ここまで育ててくださった中学~高校の先生はもちろん、親御さんたちに改めて申し上げたい一言。

ありがとうございます! これからも精一杯続けさせていただきます。

いまから、ここから、さあて、まだまだやりますよ!!!

永瀬義規

ひのまるキッズ六訓

【会員限定】特別募集! スポーツひのまるキッズ柔道親子夏合宿2016

昨年に引き続き、『東北復興支援スポーツひのまるキッズ柔道親子夏合宿』を8月10~11日に今年は岩手県盛岡市にて開催いたします。
昨年の原沢選手に続いて現役ゲストは全日本王者の王子谷選手。
そして、指導陣、ゲストも大大大充実!!!
貼付案内をじっくり見てください。

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基本的に被災地からご招待のみの企画ですが、今回は、スポーツひのまるキッズ会員に限り❝5組❞の参加を募集いたします。

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締め切りは7月15日。参加希望の方は下記の申込書に必要事項を記載の上、事務局までFAXをお願いいたします。
なお、定員をオーバーした場合は厳正なる抽選にて選出させていただきますのでご容赦ください!

合宿申込用紙(スポーツひのまるキッズ会員専用)

スポーツひのまるキッズ事務局

全国優勝や強い事の意味って・・・

みなさんこんにちわスポーツひのまるキッズの浅野です。

いよいよ今週末は、東北大会です!我々スタッフも本日から弘前入りです。

どんな「絆」に出会えるか今から楽しみでなりません。

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小学生の時期、熱心な親からすれば「末は、金メダリストか大臣か!」などと、勝手な妄想で楽しめる時期でもありますねww

ですが、親がどんなに期待しても、自分の人生を決めるのは親ではなくその子自身ですから、楽しんで子どもの成長を見守る程度がちょうど良いのではないかと思います。

小学生の時期に全国大会で優勝したとか強いとかは、その後の人生にほとんど意味をなしません。(ただしこれが、中学や高校になると大いに意味をなしてきますが。)

もちろん勝つにこしたことはありませんし、勝利を目指すのが悪いと言っているのではありません。あくまで、学ぶべき事は他にあるのが小学生の時期だと思ってます。

全国優勝することは素晴らしいことですし、心より拍手を送ってあげたいのはもちろんです。 ただ、それだけのために子どもの大切な成長時期を無駄にして「勝つ事」に徹するは愚の骨頂だと思います。

 ここは冷静に子どもの将来に目を向けて、今の子どもの成長を見守る。すなわち、小学生の間は負けてもその競技や仲間を好きでいられる環境を親としてサポートしてあげて欲しいです。 これから中学・高校と進学していくにつれて競争や激しい練習が待っているのですから小学生の間に勝利至上主義で、精神も体もボロボロにしてしまうのはかわいそうだと思います。 

小学生の時期に大切なことは、親が子どもとともにその競技を楽しみ、負けても子どを責めない、ミスしても叱らない、仲間との共同作業や挨拶をする事、感謝の気持を持つ事が大切であるということを教えてあげる事です。 

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親は強いチームの我が子が好きなのではなく、自分で選んだ競技に一生懸命打ち込んでいる我が子が大好きなはずです。ミスしても元気にがんばる我が子。素敵ですね!

 もし、思った通りにならなくても最後まで自分が納得するまで続けていくことで人間として得るものは無限にあり、より良い人生の道が拓けるものでは無いでしょうか。

 

今は泣いてばかりでも、人生最後に笑うのはあなたのお子様なのですから・・・

 

いまから、ここから、ひのまる社長の独り言(その152;セカンドステージにかける想い~Save for rainy days~)

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この数回、自身のFBも含めて『スポーツひのまるキッズのセカンドステージ』について書いてきました。

今までの『個人戦』から『道場』単位でその絆を深めていただく道場わっしょい!!

柔道から他競技にその幅を広げる第一弾としてのバスケットボール大会

セカンドステージの第一歩として、スタッフが次へのステップとして鼻血が出るほど考え、企画し、実行に移してくれています。

責任者としてすべてのケツは自分が拭くので、思い切ってそれそれのイベントを成功裡に終了させるべく己を尽くせ、とゲキを日々飛ばしています。

そして、永瀬義規、自分自身の生きざまの中でも、次へのステージに踏み出そうと決意しています。

『気が付けば磯野波平』と54歳を迎えるにあたって周りに騒いでいますが・・(笑)、気になるのは加齢。
ここだけを考えたら、セカンドではなく、むしろ最終コーナーを回る人生の終末ステージかもしれません。

人生は山あり谷あり、

これまでの稚拙な経験からでもそれは本当に切実に感じます。そして、それはこういう風に強く思います。

良いことがあれば悪いことがある

私の場合、事業がどん底だった4年前あたりは

なんで俺だけこんな目に合わなければならないのか??

って、本当に神様を恨み、周りのせいばかりにしていたような気がします。

でも、今になって冷静に考えてみると、どん底になる要因はその時その時で黄色信号、赤信号を点灯させてくれていたのです。

振り返ると、本当に思ってくれている周りの助言に耳を一切傾けず、ただ愚直に目の前にあることに馬車馬のごとく挑んだ時期、その時はまさしく良いことを無駄に浪費してしまい、前述したいくつかのタイミングでくれた『信号』に気付かず(無視して)起こるべくして起こったのが『悪いことの集中砲火』からのどん底。

その後、何もかも失っても崖っぷちで何とか踏ん張り継続をあきらめなかった事業、ひのまるキッズ。

そして、もう一度やり直すパワーを与えてくれた人との絆のお蔭でやっと先が見えかけてきた今。

順番からいくと、そろそろ悪いことが起こるかもしれませんが(笑)、今回はその悪い事を予知する信号を見逃すことなく準備をしていこうと思っています。

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先日、東京大会で予想外な敗戦に屈した中大柔道部。控室の廊下で泣き崩れる後輩たちにこう声をかけました。

お前ら、やることはやったのか? やったかやらなかったかは自分の判断で良い。もし、自分がやっていなかったと思うなら、今からやればいい。
自分自身、とことんやったと思うなら胸を張ってれば良い。ただし、自分をとことん尽くしての結果を受け止め、今から違ったやり方も試せばいい。

過去は変えられないけど、未来は変えられる!!

そして、未来に向けて良いことをたくさん受け入れ蓄積し、過去の経験を活かし悪いことにしっかり備える。

Save for rainy days

過去を断ち切り、未来にかける~
いまから、ここから、これから、この一歩から!!!

永瀬義規

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いまから、ここから、ひのまる社長の独り言(その150;あっという間に150回!そして、ひのまるキッズはセカンドステージに①)

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タイトルに示した通り、この『独り言』もなんと150回を迎えることができました。

150回というと・・・

週一の投稿ですので、簡単に7をかけると1050日間。365日で割ると2.87年・・・。

約三年間も(たぶん)ほとんど休みなくお付き合いいただいている方もいると思います。
本当にありがとうございます。そして、今後ともよろしくお願い申し上げます。

さて。。。、

その150回目の節目にお伝えすることがあります。

そうです。

トータルで52回の歴史を持つひのまるキッズの第2(セカンド)ステージが始まるんです。

もうすでにポスターを手にされた方もいらっしゃると思いますが、来る7月31日の四国大会で

道場わっしょい!

という企画をぶちかまします!

主旨はこれまでの、

『柔道の本質』
『親子の絆』

に加えて、堂々と

『道場の活性化』

全部丸ごと道場応援企画!!

なんです。

内容は、簡単です。

以下、ひのまるキッズHPより  http://hinomaru-kids.jp/shikoku7/

・・・柔道の試合は副将だけ!
先鋒から三将は受け身・打込みのコンテストやえび・しぼりレース、ダッシュや手押し相撲などの種目で対戦してもらいます!!
そして、大将はいずれかの選手と保護者におんぶダッシュ・手押し車などで親子の絆を、深めてもらいます。・・・

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どうです。面白いでしょう!!

私は、正直、心の底から面白いと思いますし、これを見て面白い!と思わない
道場経営者様には頭をを傾げたくなります(すみません)

柔道経験、未経験を問わず参加でき、自分の道場の勝敗に様々な形で貢献できるんです。

そして、全ての勝負の根底にあるのは、

ひのまるキッズ六訓

ひのまるキッズ六訓

なんです。たいそうなことではありません!いつも道場で指導されていることですから・・・。

さらに・・

新し幕開けを迎える『ひのまるキッズ』

実はタイトルに➀としたのは・・そうです⓶があるんです!!!

その詳細は25日以降、世間に公表いたします(笑)

あ、忘れてました!!!!!!!!

7月31日は、凄い講師が初参加します!! これも近日中には公表いたしますので
お楽しみに!!

いまから、ここから、東京五輪までやれることはとことんやります!

永瀬義規

 

子どもの日の感動

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世間一般で言う「GWらしい過ごし方」をほぼすることなく
GWが終わってしまい、とくにGWロス的な気持ちのないまま
日常に戻っていますが、皆さんはいかがですか?

私が今年のGWで唯一、GWらしい過ごし方をしたのが、
子どもの日の全国少年柔道大会「観戦」でした。

「取材」では何度も行っている全国少年柔道大会。
現在、全日本男子監督を務める井上康生さんに、
初めて話を聞いたのもこの全国少年柔道大会でした。
たしか27年前の1989年、井上監督は小学5年生。
当時行なわれていた個人戦で優勝した井上少年の強さは、
まさに衝撃的なものでした。
試合後、「夢はオリンピックで金メダル」と言っていた井上少年は、
実際に金メダリストになり、いまや全日本の監督。
そう考えると、歳をとったなぁと痛感します。

昔の取材の話はさておき、今回はあくまで「観戦」。
以前に、ひのまるキッズでご招待させていただいた
大船渡の道場が出場するということで、
子どもたちに会いたいと思って来たのでした。

通い慣れた講道館。
考えてみると、8階の観覧席から試合を観たことは、
いままでほとんどありませんでした。
いつものように下(7階)で観るのでなく、
8階の観覧席(実際には立ち見)からの観戦というのも、
私にとってはとても新鮮で、
親御さんらと同じような気持ちになって観戦しました。

観覧席から観ていると、というより観覧席にいると、
当然ですが、お父さんやお母さんの生の声も聞こえてきます。
子どもたちの頑張っている姿を見て、
勝ち負けに関係なく涙するお母さん。
我が子の一挙手一投足に、一喜一憂しながら
大声で声援を送るお母さん。
胸の前で手を組み、心配そうに見つめるお母さん。

つい習慣で、そんなお母さんの一人に話を聞くと、
「予選リーグで負けちゃったけど、よく頑張っていました。
最初で最後かもしれないけど、全国に出られたというのは、
本当にいい思い出。子どもたちを褒めてあげたいです」
と、とても優しい表情で答えてくれました。

全国大会は不要という声もありますが、
「全国大会出場」という大きな目標を掲げ、
親子や友だちと、その目標に向かって努力することで、
子どもたちも、そして親御さんたちも
成長しているのではないかと思います。
やり過ぎによる弊害があることも確かですが、
今回、観覧席で観戦して感じたことは、
そういったマイナス要素よりプラス要素。
親子、仲間たちと頑張る姿の尊さです。
これは、指導者の努力によるところも大きいと思います。

試合が終わり、観覧席に戻ってきた我が子を笑顔で迎え、
頭をなで、抱きしめるお父さんお母さんの姿には、
ちょっと目頭が熱くなりました。

講道館を出るときは、
いつになくとても清々しい気分だったので、
そのまま神保町まで歩き、
前から気になっていた、
新潟名物の『タレかつ丼』を食べて帰りました。

というわけで、とてもいい1日でした。

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スポーツひのまるキッズ事務局
柔道記者でもある 林 毅

いまから、ここから、ひのまる社長の独り言(その143:兄弟の絆)

井上兄弟

今年の1月に宮崎で行われたひのまるキッズ九州大会に講師として参加してくださった井上兄弟。

未曽有の大寒波で凍り付くような道場でしたが、指導、講話と絶妙な呼吸で子供たちを魅了してくださいました。

兄の背中を追いかけ、最後は自ら世界のトップに立った弟・康生氏の素晴らしさはもちろん、いつもニコニコとしつつ、偉大なる弟を陰ながらしっかりと支えていた兄・智和氏のいまだ変わらない仕草に熱いものを感じていたのは私だけではなかったと思います。

兄弟で同じスポーツを行い共に成長するケースは少なくないと思います。

特に、柔道は道場に通うお兄ちゃん、お姉ちゃんを追いかけるように弟、妹が入門し、共に切磋琢磨していく環境が整っているように思えます。

現にひのまるキッズでも多くの兄弟、姉妹出場が見られます。ついこの間も、会場で試合に負けた弟にお兄ちゃんが「負けても泣くな! 泣いたらマナー賞もらえないぞ!」と自分がべそをかいて励ましている姿に感動していました・・。

多くのケースで、下の方がいい成績を上げるような気がします。でも、ある意味、上が一番身近にいたから目標設定が明確になり、時には先輩として、時にはライバルとして、切磋琢磨できる分、弟、妹の方が気が楽で伸びるのかもしれません。

昨日、今日と福岡で開催された日本柔道界の最高峰イベント・日本選抜柔道選手権大会。

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かつて井上兄弟が決勝を争ったこのステージにも兄弟・姉妹での出場が見られました。その中で、100kg級と90kg級に出場した小林兄弟。共に優勝者に敗れてしまいましたが、試合後、母校の埼玉栄高校・本松先生を中心に行った会食では息の合った会話に思わずホンワカしてしまいました。

しかし、この写真。

普段はあまり似ていないなぁ・・と思っていましたが、写真の二人の笑った口元はまさに同じ!!

そして、柔道も得意技の内またを中心に思い切った勝負をかけるパターンはうり二つ。

冒頭の井上兄弟の表情と共に、まさしく切っても切れない兄弟の絆をしっかりと実感できたと共に、これからひのまるキッズで遭遇できる兄弟姉妹の様々なシーンを想像しワクワクしています。

いまから、ここから、絆に乾杯!!

永瀬義規

いまから、ここから、ひのまる社長の独り言(その142:メダリストだから礼儀正しいのではない。礼儀正しいからメダリストになれたんです!)

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今日、実家に帰ってちょっと探し物をしていたら、懐かしい写真がたくさん出てきました。

その中で、思わず見入ってしまったのが、アトランタとシドニー五輪の一枚、一枚。

そして、以前も話したかもしれませんが、それぞれのショットが

確かに、そうだよね・・・。

ということを思い出させてくれました。

両大会とも私の立場は、サブプレスアタッシェといって日本選手団の広報責任者の一人、
と言ってしまえば恰好いいのですが、いわゆるすべての競技において選手のインタビューや
記者会見などを現場でハンドリングする『仕切り屋』さんでした。

その仕事の中で、まず最初の大仕事が、各競技の代表もしくは全選手を集めての記者会見の司会(右端にいます)でした。

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まずは、選手それぞれを紹介し、団長か監督に代表のあいさつ、事前にリクエストがあれば、その選手のインタビューと流れるのですが、競技によって(すみません)質問があまりでなく、こちらが選手を指名して何か話をさせることも時々ありました。

時効ということで勘弁してください・・。

柔道選手以外はあまり勉強不足の私にとってはそれが一番大変。期待の高い選手を無難に指名できれば良いのですが、正直、競技によっては全くわからないこともありました。

でも、そんな私が指名した選手。実はほとんどがメダリストとなって、大会後の記者会見で再会できたのです!!

その時の、指名した理由。

それは、二つの理由がありました。

一つは、オーラがあったこと・・。

そして、もう一つは、礼儀正しかったこと、なのです。

大会後、ありがたいことに講演なんぞに呼んでいただいた時に話すのがこのこと。

でも、その時はこう言ってました。

「私が指名した選手、メダルを取るんです。指名した理由?オーラがあって礼儀正しい、それだけですよ。やっぱり、メダルを取るくらいなんで、しっかりとした礼儀礼節をみにつけているんですよ!!」

月日が流れて、今、ひのまるキッズをやっていて今は自信を持って、胸襟を思いっきり開いて言えることがあります。51回続けてきて、参加者の成長を見守ってきたからこそ言える事実です!!

メダルを取るくらいの選手だから礼儀正しいのではないです。

礼儀礼節を重んじ、当たり前のことを当たり前にできているから、メダリストになれたのです!!

冒頭の写真はシドニー五輪の柔道金メダリストたち(とおまけの私)。
16年後の今、彼らがそれをしっかり証明してくれている・・と信じています(笑)

さあて、4月からの関東大会を皮切りにひのまるキッズが始まります!!

いまから、ここから、全国のお父さん、お母さん、真実は一つです!

永瀬 義規

ひのまるキッズ六訓