いまから、ここから、ひのまる社長の独り言(その320:ザ・ファミリー)

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『永瀬くん、ある意味、これが一番面白い柔道大会だよね!』

15日、16日と尼崎・ベイコム総合体育館で開催された全日本実業柔道個人選手権大会。

もう49回目となるこの大会を観戦中、先日の金鷲旗高校柔道で埼玉栄高校柔道部監督引退を発表した名伯楽・本松先生がボソッとつぶやきました。

その時は、

さすがにこの会場には教え子がわんさかいて、我が子も同然の彼らの姿を(ある意味なんの責任もなく)応援するのは、指導者冥利に尽きるんだろうなぁ・・。

と思っていました。

私自身、ひのまるキッズから2名が出場し、二人とも1勝もできずいても、学生の応援時のように彼らの一挙一投足に我がごとのように熱くなることはなく、ただ純粋に『がんばれ!』と応援していました。

しかしながら、先生の感じられていたこと、言葉の意味が試合終了後のお疲れさん会で、もっと深いものだったことをじんわりと理解することができました。

その会には、本松先生を囲み、教え子のご両親、家族、友だち、そして弊社の選手と友達が参加。ただ、その中身は、試合に参加した選手はたったの2名、弊社社員(一人は本松先生の教え子)という構成でした。

つまり、当の本人はそっちのけで、まあ簡単に言うと『本松ファミリーの会』。

その酒の肴は、そこにいない選手の話が中心。そりゃそうです。その選手のご両親、家族、友だちなんですから・・。

ただ、その盛り上がりぶりは2時間が20分くらいに感じられるほど面白く、いつのまにか、私自身も彼らの話にグイグイと飲み込まれ、大笑いをしていました。

そこにいなくても、彼らが実業団で試合をし続ける限り、これは続く、いや、その輪がどんどん広がっていくんだなぁ・・。と感じ、彼らには体力の続く限り(笑)、試合参加をすることで家族孝行、恩師孝行になることを認識してもらい継続してもらいたいとつくづく思ってしまいました。

そして来年は、弊社の社員にももっと声掛けをしようとも思っています。

いまから、ここから、ファミリー万歳!!

永瀬義規

 

 

 

 

備えあれば憂いなし!

おはようございます!

またもオリンピックのチケットがはずれ、

絶望的な中島です。

 

今週は、災害が相次いで、

千葉県のほうでは、まだ停電が続いていたり、

悲惨な状況が続いているという話をきくと、

本当に1日でも早く復旧してほしいという思いでいっぱいです。

台風や地震などが多い日本では、

災害に対する備えが必要なんだなと改めて感じました。

そして、家族が別々の場所にいるときにどう連絡を取るのか、

話さなければいけないなと思います。

 

9月は防災月間ということで、

人ごとには考えず、

防災グッズをそろえたり、

電気や水道が止まったら、

どうすればいいか考えることも

必要だと思います。

小学生の頃には、9月は防災訓練をしていて、

当時はめんどくさいなと思っていましたが、

災害が多い日本では、

本当に必要なことだと思うし、

甘くみてはならないのだと改めて感じました。

みなさまも地域の防災訓練などもありますので、

積極的に参加してみましょう!

いまから、ここから、ひのまる社長の独り言(その319;日日是好日(にちにちこれこうにち))

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先日の富山出張の最終日。

以前から相方をどうしても連れて行きたかったお店で、最高のドンブリをいただきました。

その店に来たのは2度目。

少し待って、カウンターに腰かけると目の前に飾ってあった言葉に目が吸い寄せられました。

日日是好日

実は、ひのまるキッズ応援団で、経営者としても『漢』としても尊敬するO代表がご自身のFBの最後に締めくくるこの言葉。なんて読むのかずっと気になっていました。

にちにちこれこうにち

ドンブリが出る前にググって読み方がわかりましたが、意味に関しては、正直、

『毎日、良い日だと思って生活するのが一番』

みたいな軽いノリでしか受け止めていない自分に赤面状態でした。

この『良』の意味。

詳しくは、お調べください。

良いの深い意味。感動しました。O代表。今さらで失礼しました。

私にとってこの『良』は『盡己』につながります。その結果がどうであれ、とことん己を盡す。その結果が良いか悪いかではなく、ただそれだけ。できたか、できないかは、己が決める。その日を振り返り、『かけがえのない日』だったと思えるように、一日、一日を生きていく・・。

その繰り返しができれば、本当に幸せだと・・。

残念ながら、未だ、そういう気持ちになれる日は少ないのですが、とにかく、一日、一日を『かけがえのない日』と思えるように己を盡していこうと改めて思いました。

出てきたドンブリ。

私が相方に食べさせたかったのはこれ、

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でも、倹約家の相方が選んだのは・・

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でも、ドンブリの中身ではなく、食べ終わって「ご馳走様」を言った時の相方の笑顔を見たときに『今日はかけがえのない日だった』と思える喜びを感じることができたことは間違いありませんでした。

あ、奢ってもらったんですけどね(笑)

日日是好日

いまから、ここから、かけがえのない日を一つ一つ。

永瀬義規

夏の終わり、、、

みなさん、こんばんは!

最近からあげがおいしくできた中島です!

 

あっという間に夏が終わりましたね、、、

みなさんはどのように夏を過ごされましたか?

 

今年は、夏の風物詩Gをみなかったな~と

油断をしていたら、この間帰り道に視界に黒い(割と大きい)物体が、

足元から飛び立つのがみえました。

恐怖と驚きで声も出ず、急に走り出すという

この行動のほうがだいぶ怪しいですが、

本当にこわくて仕方ありませんでした。

油断大敵とはまさにこのことだな、と思いました。

みなさま、夏は終わったようで終わってないようです。

お気を付けを、、、

さて、涼しくなってきたということで、

なかなか行けていないジムも

再開できたらと思っております。

8月に大きいイベントがあり、

長時間バイクをこいだのですが、

1週間ほど筋肉痛が続きました。

久しぶりの運動だったので、

やはり体がついていけなかったようです。

また筋肉を取り戻すために、

定期的にいけるようにがんばります!

夏なかなか運動できなかった皆さま、

ぜひ、再開しましょう!!!

塩分、水分は忘れずに!

柔道日記~67~

こんばんは。吉原です。

 

日曜日までの世界選手権、とても熱かったですね!

私は最終日のみ会場で見ることができました!

 

男女混合団体戦。

 

見事に日本チームは優勝。すごくかっこよかったです!!

 

なかなか見に行く機会もない世界大会。特に世界選手権は2010年以来の日本開催らしく、私は初めて見にいかせていただきました。

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それをこんなに近くの席で…

本当に感謝です。

 

これだけ近いとテレビにも、、しっかりと映っていました。

この夏は帰省できていないので、テレビで両親に元気な姿を見せることができました。

という冗談はさておき、近いうちに実家にも顔を出すようにします。

 

さて、そんな私の地元福岡県で開催のひのまるキッズ小学生柔道大会の日程が決まりました!

1月19日、福岡県春日市にて開催です!

 

まだエントリーは始まりませんが、皆さん来てください!!

 

そして今エントリー中なのは富山県で開催のひのまるキッズ北信越柔道大会!

10回記念なので記念品、記念企画もあります!

お楽しみに!

 

東海大会のエントリーを忘れた方は早めにご連絡を~

吉原大智

いまから、ここから、ひのまる社長の独り言(その318:ぶっとい絆)

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おおお!元気か?心配していたんだよ。

それで、どうなんだ?? ん? ん??

世界柔道選手権最終日。

富山出張前に挨拶しないと・・・

と思って、日本武道館関係者入口を入ったとき、偶然、いや、必然で目の前に現れたのが(すみません)、中村博之先輩、開口一番に冒頭のお言葉をいただきました。

大学時代、数々の名選手として教えられていた母校の先輩の中で、現役時代はお会いできなかったこの柔道家と初めてお会いできたのが、1989年ベオグラード世界柔道選手権の会場でした。

実は、近代柔道編集部に配属された最初の時に海外情報のページを任され、その時にカナダのナショナルチームのコーチとしてご活躍の先輩と(当時はFAXと手紙で)やりとりさせていただいたため、初めてお会いしたのにも関わらず、非常にフランクにお声がけいただいたことを覚えています。

その後、海外の情報ではなにかにつけてご連絡を差し上げ、その都度、懇切丁寧にご説明いただきました。

1991年に渡米した際、すぐにカナダにお伺いし、その時もこれからの人生、それに対して今やるべきことをご自身の体験談を交えてお話しいただき、我がごとのように心配してくださいました。

そして、前回でも書きました私が帰国しなければならなくなった時、ハミルトン世界選手権会場で一言

うん。うん。お前なら大丈夫。思う存分やれば良いよ!!

と背中を押してくださったのも先輩でした。

あれから、もう26年。

その間から現在に至るまで、ここには、書ききれないほど心配をかけ、そのたびに常にポジティブにアドバイスをいただいておりました。

特に、今から6~7年前。本当に厳しかった時にお会いした時、

お前、大丈夫、大丈夫! でも、少し休んでも良いんじゃないか?まだこの先の人生長いぞ!!

と言っていただき、それまで一杯いっぱいだった気持ちがフゥ~と楽になったことを昨日のように覚えています。

そして、まだ、56歳になっても心配をかけている自分。

別れ際に、ひのまるキッズの関東大会プラグラムをお見せし、上村館長、山下会長の祝辞を見た時、

お前も、遠回りしたけど、よくここまで来たなぁ・・よくやった。大したもんだよ! 嬉しいねぇ~

と我がごとのように喜んでいただき、熱いものが込み上がってきました。

最後に、おお、お前ももう56歳か!! 俺も77歳だよ!! そうかそうか!

とナイススマイルで撮ったのが冒頭の写真。

よおし! いまから、ここから!!!

と気合を入れざる負えないですよね。

いまから、ここから! ぶっとい絆に大感謝です!!!

永瀬義規

P.S 中村先輩のことは、ここで紹介されています!!

https://www.bunbuichido.net/montreal-shidokan-present/

頑張れ花川くん47

こんばんは!

花川です!

世界柔道、盛り上がっていますね!

丸山選手と阿部選手の戦いすごくかっこよかったですよね!!

個人的には高校が同じ(ほぼ面識はない)渡名喜選手を応援していたのですがビロディドはやはりつよい、、でも前回よりとてもいい勝負でしたしオリンピックではビロディドに借りを返しオリンピックでは金メダルに輝いてもらいたいです!

そして本日は、大野選手!圧倒的な強さで準決勝まで勝ち進んでおります!内股がかっこよすぎる、、、

そして芳田選手とカナダ代表の出口クリスタ選手!決勝戦が楽しみです!お互い全力で勝負していただきたいです!実は出口選手、私と同じ大学でした!と言うことで今回は、頑張れクリスタ~!と応援したいと思います!

よく考えたら同じ学校だった人が二人も世界選手権に出ていると考えたらすごい事ですよね。それなのに私は全然弱くて、、、笑

と、柔道が好きな私ですが、実はアニメも漫画も大好きなんですが今日は一つご紹介。皆さん柔道漫画、アニメと言ったら何が思い浮かびますか?

小林まこと先生の「柔道部物語」?「花マル伝」?「帯をぎゅっとね」?

たくさんありますよね!柔道部物語に関しては中学に入った時にこれを読まなければ柔道は始まらないと、部室に全巻おいてありこの時初めて柔道漫画を読みました!

もちろん柔道部物語もその他の作品も面白いですが、私が一番好きな柔道漫画は

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谷亮子さんが柔ちゃんという愛称で言われるようになった漫画である浦沢直樹先生の「YAWARA!」です!

元々はこの浦沢先生の「20世紀少年」という漫画が好きだったのですがまさか一緒の作者の人が柔道漫画を描いているとは思いもしませんでしたが本当に「YAWARA!」は面白いのでお勧めです!

世代的には1986年に始まったので今の小学生のお子さんがいるお父さん、お母さんたちは、もしかしたら知らない方も多いと思います。何が面白いかというと主人公でヒロインでもある猪熊柔という子がバルセロナ五輪で優勝するまでのお話しなのですがただ柔道するだけではなく(初め柔は柔道を事あるごとにやめたがっていたがおじいちゃんに渋々やらされていた)三流週刊誌と言われている記者の人との恋の関係やその他のライバルや仲間、天才なのに柔道嫌いな柔が柔道と本気で向き合うまでの仲間の支えなどの人間関係がとにかく面白い!

説明が下手なので何度も言うようですが一度見てみてください!私はもう三回は見ています笑

それでは、引き続き世界選手権に出ている選手の皆さまを応援しましょう!

いまから、ここから、ひのまる社長の独り言(その317:世界柔道開幕!)

世界柔道2019メンバー②

1993年1月。

カタ、カタ、カタという音と共に、アメリカ・ダラス市の我が家に届いた1枚のFAX

そこに書いてあったのが、

出向命令。世界柔道選手権大会1995大会事務局次長

の一文でした。

『社長!勘弁してください。やっと、なんとかこちらでの仕事が形になって、アトランタ五輪組織委員会に日本人ではごく少数メンバーの一人に選ばれたところで、これから・・の時に、帰国はできません』

当時、私はフジ&トライオーシャンから出向としてアメリカのスポーツマーケッティング企業に赴任しており、日本からの新たな出向命令のFAXに対し、故・寺田社長に直談判の電話をかけました。

『いや・・、永瀬さん。これは、全柔連からのたってのお願いで・・・』

と寺田社長はいつもの通りの口調(部下に敬語で)ゆっくりと話し始めましたが、その時・・

『ナガセ~、何言ってるんだ。何のためにお前をアメリカに勉強させにいかせたと思ってるんだ!! 今度の世界選手権は、日本で47年ぶりの大会。お前の生きているうちに今後あるかどうかわからないんだ!! 今スグに帰って来~い』

と電話を替わった佐藤先生の一言で、有無を言わせず帰国となり、その2年後、なんとか周りに助けられ終了した世界柔道選手権。32歳でした。

それから、怒涛のようにあらゆる国際大会の事務方を任され、挙句に五輪もプレスアタッシェとして2大会経験。

もし、あの時の佐藤先生の一言がなかったら今の私は間違えなくありませんでした。

そして、その24年後。

2003年に続いて、私の生きているうちに2回目の世界柔道を迎えようとしています(笑)

選手データをみると、

1995年世界柔道以降に生まれた選手は、なんと10名(芳田選手は大会終了4日後!)。

そして、ひのまるキッズの卒業生は4名!!!今後、間違えなくその数は増えていくことでしょう!

私にとっては、ひのまるキッズ卒業生たちが、どういう形であれ、柔道のそばにいてくれればそれが一番の幸せですけどね・・・。

さあて、今日から8日間。皆さんで精一杯応援しましょう!!

いまから、ここから、頑張れニッポン!!!

あ、私も数日は会場をウロチョロしていますので、見かけたらお声かけください・・・。


永瀬義規

 

 

 

柔道日記~66~

こんばんは、吉原です!

 

8月18日から20日までの3日間群馬県前橋市にて

「第4回月刊バスケットボールカップU-15 presented byげんき堂整骨院」

を開催しました!!

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1000人を越える中学生が会場に集結し、

各々の目標のため3日間、熱い戦いが繰り広げられました。

 

結果は以下の通りです!

<男子>

優勝

宇都宮ブレックスU15

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準優勝

GYMRATS

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第3位

CONFIANZA東京

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マナー賞

名古屋国際中学校

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<女子>

優勝

HANABUSA FALCONS

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準優勝

BONDS茨城

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第3位

ガウチョーズバスケットボールアカデミー

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マナー賞

木崎中学校

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また、上記入賞チームに加え、ベスト5、MVP選手も選出、表彰いたしました!

 

今回も大会中にはげんき堂整骨院ブースをはじめ、多くのブースに出店いただき、メインフロア外でも盛り上がりを見せておりました!

 

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そして、初の試みとしてセミナーを開催。

ストレッチ、栄養、そしてコーチングというどれも参加者に直接関わる内容でしたので、お聞きいただいた方にはどのセミナーもこれからのために活かしていきます!と好評でした!

 

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今回、初の試みを加えつつ、「月バスカップU15」を開催できたのは

多くのご協賛、ご協力のおかげです。

ありがとうございました!!!

 

他SNSも更新していきますのでよろしくお願いいたします!

 

 

吉原大智

いまから、ここから、ひのまる社長の独り言(その316;不屈の心を持つと決めた日)

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土曜日は、東京学生柔道体重別大会で日本武道館に行きました。

もちろん、母校後輩の応援です。

結果は・・・。

正直、私的には残念な気持ちの試合が多かったのですが、悔しいのは実際、戦った当の本人たち。普段、『柔道は盡己。己をどれだけ盡(尽)くせたかを自分自身で判断すればよい』と言っている気持ちに変わりはありません。

私自身、この大会に参加したのが2回。

それも2回とも初戦敗退でした。

1回目は3年生になってやっと出場したものの、日大の1年生に10秒で投げられて一本負け。その時は一番最初に飛び込んだ武道館天井の日の丸の旗がみるみる涙で滲んでしまい、その時の1年生がのちに世界選手権2位となるのですが、当時は選んでくださったコーチに申し訳ないという気持ちで凹みに凹みました。

ただ、そのあと、いただいたチャンスをただひたすらにクリアすることのみに専念し、人生のすべてをかけて挑戦した結果、1年後の団体戦のレギュラーになることができたのは、これまでもお話させていただいた通り。まさに、この一本負けが無かったら、目標に向かって必ずやり切るという意思を保つことはできませんでした。

事あるごとにこのことが自分の人生を変えたと話していますが、実は、2回目の初戦敗退が私の『不屈の心』を持ち続けようと決心する機会を与えてくれたという点では、より大きなものだったと思います。

その2回目。前年の全日本チャンピオンに内またにいったところ、頭から突っ込んだとして反則負け。

実は、組み合わせが決まった段階では、過去に一度月次試合で対戦した時の手ごたえから、ひとあわ吹かせる自信はありました。

ところが、試合の1週間前にやくざに絡まれ(もう時効なので・・)やっつけたときに左の人差し指を骨折し、実際に本番で組み合ったら、思うように組めず、正直、焦ってかけた一発が引手も甘く、頭から突っ込んだ(ように)見えた結果の反則負けでした。

周りにも「あれは反則取られるのはおかしいけど、相手はあいつだからね。仕方がないよ」と言われ、自分自身もその1年前とは全く違って「あ~あ、負けちゃった」と悔しい気持ちはありませんでした。

その時です。

「あれは、なんや! 反則じゃないよ。なんで、抗議せいへんかった!お前、こんな結果でいいんか!!!」

と普段冷静な態度とは一変して迫ってくる男がいました。

あれ、俺はなんてことをしてしまったのだろう。俺の学生最後の試合をこんなんで終わらせてしまった。今、目の前にそれを真剣に怒っている親友がいる。俺はこいつと過ごした4年間の努力に対しても裏切ってしまった。なんてことをしてしまったんだ・・。

後悔先に立たず

それから、その親友はその年の学生チャンピオンまで上り詰め、約束をきっちり果たしました。

その時の姿を見たときに、

これから俺は絶対に諦めない。こいつの期待を、約束を裏切らない。こいつとどこまでも対等に、肩を組み合うことができる男になる。と決めたんです・・。

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私にとって東京学生は『いまから、ここから、という不屈の心」を持ち続けるきっかけとなった大会だったなぁ・・・。

と、それから35年も経った日本武道館でその男と並んで後輩を応援しながら思っていました。

そして、その男には、身体が動く限り、ひのまるキッズの講師として同じ時を共有していただきたい思っています(本人には言いませんがね(笑))

いまから、ここから! 死ぬときに「おい、人生、やり切ったな!」ってお互いに称えあえるように、まだまだ己を盡します!

 

永瀬義規