いまから、ここから、ひのまる社長の独り言(その53:当たり前をする難しさ)

20140706_173705

前回のblogでも書いたように、強くなる、いや、立派な人間になるためには、

当たり前の事を当たり前にやる

ことだと確信した。

さて、では、自分はそれができているんだろうか…( ̄^ ̄)

答えは、

まだまだ十分じゃない。いや、まだ50%もできていない。できていなかったといったほうが正しい。

でも、私もあと20年は生きられると思い、毎日、毎日、一日一死でもっともっとがむしゃらに生きていきたい。

炊事、洗濯、家屋の世話…、恥ずかしながらこの年になって自分でやってみて初めて実感しこれまでに感謝の気持ちが心底溢れでた。

20140706_185158

後悔後に立たずj

でも、あえていわせて欲しい、

本当に本当にありがとう!これからは一杯幸せになってください!

いまから、ここから、まずは、今までの全てに感謝から始めることにします!

料理、はまってます(笑)(^^)d

永瀬義規

20140524_170238

20140622_18303420140701_195713

20140706_182434

いまから、ここから、ひのまる社長の独り言(その52;鶏が先か、卵が先か・・、勝利の方程式とは?)

柔道の本質(年間②)

以前にも書いたように、ひのまるキッズの参加選手の柔道のレベルは年々グングン上がり、
正直、『競技力向上の大会ではない!!』と言い切っている手前、少し戸惑っています。

でも、これにはしっかりした訳があったということも、以前、古賀先生の言葉を紹介した通り、

強い選手は、当たり前のことを当たり前にやれる人間。

当たり前とは・・

はい、ありがとう、をきちんと言えて、お年寄りに席を譲り、靴を揃えること。

つまり、ひのまるキッズで徹底的にやっていただいていること・・ということで証明されました・・・。

20140629_104100[1]

今日、全日本学生柔道優勝大会が日本武道館で開催され、全日本学生柔道連盟の広告総代理店の弊社スタッフは大忙しだったのを横目に、私は母校の応援に集中させていただいていました。

残念ながら、母校・中大はベスト8をかけて、ライバル明治大学と対戦、小差で敗れてしまいました。

そして、決勝戦。

東海大学と日本大学の試合はとって取られての好勝負が展開され、結果、東海大学が見事に7連覇を達成しました。

この決勝戦を見て、心底、感じました。

両校ともに、礼儀礼節がしっかりしている。

もちろん、今どきの子供ですから、勝って自分の応援団席に向けてガッツポーズをする選手もいましたが、どの選手も、試合の始まりと終わりの礼は本当にしっかりとしており、まさに勇者の風格を感じました。

そして、思いました。

この子たちは、当たり前のことをちゃんとできるから強いのか、
はたまた、強いから当たり前のことがちゃんとできているのか・・・・。

以前だったら、頭のなかは???だったのですが、今は、胸を張って言い切れます!!

当たり前のことを、しっかりできるから、強いんです!!

そして、彼らは格好いいです・・・・。

20140629_144528

大会が終了して、懇親会の会場で、私を含めて選手にOBが一言いうシーンがありました。

会長の後に、自ら話をさせてくださいとお願いし、先陣を切って話をしました。

正直、その時の感想は、

こいつら、本当にわかっているのかな・・という感じでした。なぜか・・、語り掛けても
返事がないのです・・。

でも、時間が過ぎ、何人かが話す毎に、次第に選手の顔つきが変わってきて、最後の矢嶋先輩が、

今日は、初めてお前らの試合前の円陣に入れてもらった。その時、本当に勝ちたいと思った。
今日は残念な結果だったけど、次は絶対に勝ちたいよな。勝たせたいよ。
お前らなら絶対にできる、絶対にあきらめずにやりきろうな!

って言葉に、最初は返事がなかった選手も、OBから『返事!』って言われて、せきを切ったようにバカでかい声で顔を上げて返事をし出しました。

あとで、聞いたら『いつもはいつ返事をしていいのかわからなくて・・」と頭をかく、選手たち。

20140629_172004

この子たちにとって、返事をすることが、当たり前だということはわかっていても、そのタイミングも教えなければならなく、ってことは、当たり前を子供のころからしっかりやらせていれば、そのタイミングも必然的に覚え、そして前述の方程式通り、強くもなる。

実感しました。

礼儀礼節

いまから、ここから、日々、勉強です!!  気張れ! 中大!!!

永瀬 義規

いまから、ここから、ひのまる社長の独り言(その51;青春の詩)

20140526_171546

先日、中大柔道OB会長である高宮先輩から電話があって、

「永瀬、お願いされていた額が上がってきたから贈呈してあげたいけど、ちょっと思いのほか
大きいから、お前の狭い一人暮らしのワンルームじゃとてもはいらないよ! 会社に持っていくよ」

とのこと、数日後、先輩自ら持参いただいた額の大きさに、迎えに出た社員の原君もビックリ・・、下から電話をしてきて、

「社長、これマジで会社に飾るんですか・・・」

「当たり前だろ。(原君も中大柔道部OB)高宮先輩がせっかく持って来てくださったのだから
さっさと運びなさい・・・」

と言いつつ、嫌な予感がしたので自らも下に降りていくと、会社のビルの玄関に入るかどうかというでっかい額を持った原君。

「おう、永瀬。まあ、社長室にでも飾ってくれよ(高宮先輩)」

はい、喜んで・・・と、

今、なんとか会社の中入口の前にドカンと置いてあります・・・(笑)

そもそも、これは中大の壮行式の時の会長あいさつで高宮先輩が引用した、サムエル・ウルフマンという詩人の『青春の詩』の一説を聞いて、先輩にお願いして、その全文をくださいと言ったのがきっかけで、まさかこんな立派な額に収まって、そして、先輩自らの書で寄贈してくださるとは感激の一言でした。

この詩は、二次大戦終戦後、1945年9月27日に昭和天皇が,日比谷の占領軍総司令部にマッカーサー元帥を訪問し、天皇が始めて民間人と並んでツーショット写真を取られた部屋の壁に掛けられていたもので、その後、松下幸之助氏などにより広く紹介されたものとのことだったが、正直、先日の先輩のスピーチで初めて知りました。

内容は・・・、

20140526_171455

青  春
青春とは人生のある期間を言うのではなく心の様相を言うのだ。
優れた創造力、逞しき意志、炎ゆる情熱、怯懦を却ける勇猛心、安易を振り捨てる冒険心,こう言う様相を青春と言うのだ。
年を重ねただけで人は老いない。理想を失う時に初めて老いがくる。歳月は皮膚のしわを増すが情熱を失う時に精神はしぼむ。
苦悶や、狐疑、不安、恐怖、失望、こう言うものこそ恰も長年月の如く人を老いさせ、精気ある魂をも芥に帰せしめてしまう。

年は七十であろうと十六であろうと、その胸中に抱き得るものは何か。
曰く「驚異えの愛慕心」空にひらめく星晨、その輝きにも似たる事物や思想の対する欽迎、事に處する剛毅な挑戦、小児の如く求めて止まぬ探求心、人生への歓喜と興味。
人は信念と共に若く疑惑と共に老ゆる。
人は自信と共に若く恐怖と共に老ゆる。
希望ある限り若く失望と共に老い朽ちる。
大地より、神より、人より、美と喜悦、勇気と壮大、偉力と霊感を受ける限り人の若さは失われない。
これらの霊感が絶え、悲歎の白雪が人の心の奥までも蔽いつくし、皮肉の厚氷がこれを固くとざすに至ればこの時にこそ人は全くに老いて神の憐れみを乞う他はなくなる。

というものです。

人は若くいる限り、その可能性は無限で、若さは信念、自身と共に育ち希望を生む。

若さとは年齢ではない、信念、自身をもって希望に向かって突き進む。その時が『青春』なんだ、とあらためて思いました。

いまから、ここから、わが人生、ただいま青春まっただ中です!!

永瀬義規

20140621_160253[1]

いまから、ここから、ひのまる社長の独り言(その49:人の縁が絆になるとき思いは叶う)

最近常々思うんです。

全ては人の縁だと。

もちろん、人の縁は誰にでもある。

でも、その縁を生かすも殺すも、その人次第。

私の場合は、ひのまるキッズのお陰でその縁がどんどんひ広がって絆となり、
毎日がとても充実しています。

実は、人生で一番大切なものを失ってから、
とにかくがむしゃらに前に向かっているから神様がご褒美を与えてくれているんだ、
と思う反面、守るものが無くなったために半分やけになっていた自分もいます。

でも、もちろんいいことばかりではありませんが、
『正しいことをやっている限りは、お前のことをみすてないよ』

って神様が、人生最終コーナーに差し掛かったダメ社長に最後のチャンスを
与えてくれたんじゃないかと思える日々が続きます。

動機善なりや、私心なかりしか

自分を律し、もっともっとストイックに、いただいたご縁をしっかりとぶっとい絆に育て上げたいと思います。

いまから、ここから、全てのご縁に感謝し、太い絆にするためとことん己を尽くして尽くすのみ! 集中します!

20140329_215336

永瀬義規

いまから、ここから、ひのまる社長の独り言(その48:おかげさん)

20140531_095255

子供の頃から厳格な父親に常に言われていたことがある。

『人のせいにしない、全ては自分の責任だ』

だから、ついこの前まで、いつも、

俺がやってやる、俺だからできる。

必ずできるまでやる。

って生きてきました。

でも、会社を興して、家も財産も、家族もほとんど失っちゃいましたが、ひのまるキッズという事業を
愚直に取り組んで、一つだけわかったことがあります。

人間は一人じゃ何もできない。

それに気づいたとき、

人のせい…ではなく、人のおかげ…って心底思えるようになっている自分がいました。

もちろん、責任は自分にあり、必ずできるまでやりきるという気持ちにブレはありません。

でも、やりきったとき、それはみんなのお陰で、おかげさんで、と感無量になりたいと思っています。

いまから、ここから、全ては輝く子供たちのために!

永瀬義規

20140522_095534

いまから、ここから、ひのまる社長の独り言(その45:すみません。サボっちゃいました(笑))

20140511_143347

皆さん、お気づきのようにこの『親子の絆』ブログで私の担当は日曜日のこのタイトルでの投稿。

今回で45回目を迎えることができました。みなさん、いつも同じような個人的な呟きにお付き合いいただき
誠にありがとうございます。

そして、45回目にして、とうとうサボってしまいました・・・(笑)

昨日は、いつも私のことを気にして励ましてくれている素敵な方(笑)と、逗子、葉山に行きFBではアップしましたが、
大好きなカレーをお腹一杯食べて、ヨットハーバーで思いっきり深呼吸して、すごくきらきら輝く海を見ながら
短時間でしたが、ボーーーっとすることができました。もちろん、そこにはたくさんの家族の

微笑みがありました!!

20140511_121714

そして、夕方のアポイントメントのために東京に戻って、一仕事終えて帰宅して、そのままバタンキュー!!!

ブログアップをすっかり忘れていました。

でも(FBにも書きましたが)、昨年の11月から公私ともに色々なことがあり、本当に周りのみんなに支えられて
なんとか一歩一歩前に進んでいたものの、さすがに多方向から、複数の難題が金曜、土曜と襲いかかってきた矢先の
この休日。

お腹一杯で、素晴らしい海を見ていたら、

俺の悩みなんて、ちっちゃい、ちっちゃい・・と思えたら、なんかパァ~って力が抜けて、思わず大切な仕事を
飛ばしてしまったのです。

明日から、台湾~大阪~四国と怒涛の出張です。

本日、新規事業も内定しました。

いまから、ここから、我々のやるべきことは、海よりも深く、広い!!!
気張ってきます!!

20140511_144130[1]

永瀬 義規

GWの次は……!

GW、皆さんはどう過ごされました?
4月29日には全日本選手権大会があり、
前日の28日には高段者大会があり、さらに、
5月5日「子供の日」には全国少年柔道大会がありと、
毎年のことではありますが、
柔道界はイベント盛りだくさんでしたね。

子供の日の全国少年柔道大会、
出場された選手、指導者の皆さんお疲れ様でした。
優勝は朝飛道場だったとのこと、
選手・関係者の皆さんおめでとうございます。

また、個人戦では、和歌山・九度山柔道クラブの入来院大樹君(5年生)と、
神奈川・朝飛道場の工藤海人君(6年生)が優勝したそうで、
こちらもおめでとうございます。

優勝選手以外でも、湯川魁君(県立富山武道館)や
海堀陽弥君(九度山柔道クラブ)、野村陽光君(舟川柔道塾)、
松澤佑栞さん(白根柔道連盟鳳雛塾)と上位進出選手のほとんどが
スポーツひのまるキッズ小学生柔道大会でも
活躍している選手たちなので、
「みんな頑張ったなぁ」と、とても嬉しくなりました。

今回、活躍した選手はもちろん、
残念ながら、力を出し切れなかった選手たちも、
次は、全国各地の「スポーツひのまるキッズ小学生柔道大会」が
お待ちしてます!

スポーツひのまるキッズ大会事務局 林

いまから、ここから、ひのまる社長の独り言(その44:本当にやらなければならないこと~ひのまるキッズのこだわり②・東北復興支援)

DSCF0426

平成23年、今から三年前のGW、私は当時の取締役・時崎と岩手県宮古市にいました。

未曽有の大震災によって被害にあった子供たちになにができるか・・・。

3月11日の震災以降、その直後の近畿大会、翌月の関東大会において募金活動をしましたが、どうしてもそれ以上のことをやりたい・・。

社内で会議を繰り返し、出てきた言葉は正直、後ろ向きな意見・・。

だったら、まずは俺たちでいく!! と東北大会営業で訪れていた弘前からレンタカーで南下し、花巻~盛岡と営業回りとして、たどり着いたのが宮古市山田町でした。

行ったときには、まさに映画でも見ているかのような状況・・、戦争後の東京もこんな感じだったのだろう・・、絶句の一言でした。

DSCF0427

山田町の鈴木先生を始め、実際、家が壊滅状態になってしまった鳥居さんやご父兄とお話をして当初は10組20名の予定だったご招待を23組46名に決定。それから、決まったからには・・ということで、五月一杯で全国48社を周り協賛を集めてなんとか大会にこぎつけました。

平成23年6月12日

会場の弘前・青森県武道館には500名以上の子供たちの中にその23名はいました。

そして、選手宣誓・・・。

https://www.youtube.com/watch?v=LiTklouVgI8

DSCF0037

鳥居兄弟とそのお母さんが会長の前に立ち、

『選手宣誓の前に感謝の言葉を述べさせてもらいたいと思います』とはじまった時には、会場は静まり返りました・・。

そして、その感謝のスピーチが終わり、選手宣誓に移行。終わるころには、涙で一杯の眼からその涙をこぼさないように目を見開き、上を見上げるしかない状況が続き、横を見ると、講師、ゲスト、そして市長までもが全員顔を上げていることに気が付きました。

それから、今日まで皆さんのおかげで210名の親子を、各地のひのまるキッズにご招待することができました。

本当にありがとうございます。

今回にいたるまで、ここでは書きつくせない様々なお話を直接聞かせていただきました。

大阪の近畿大会でベイタワーホテルから見える南港の素晴らしい眺望を見た瞬間、宮城の女川からきた子供がお母さんに

『お母ちゃん、ここだったら津波、届かないね』

って言った時の胸の詰りは今でも、いや一生忘れられません。

DSC_6296

そして、今回、今一度、被災地を訪れました。

三年ぶりのその場所は、正直、想像以上に復旧は遅れているように思えました・・。

いや、言葉を選ばず言わせていただけば、まだまだ全く進んでいないように思えました。

国が、自治体が・・などと、言っていても仕方がありません。それぞれの立場もあるでしょう。

それでは、我々ができることは、何か・・・。

本当にちっぽけなことですが、我々は愚直に被災地の親子をひのまるキッズにご招待し、『親子の絆』を深めていただくことだと確信しています。

そして、それを続けることです。

HK14_1075

さらに、今度は満を持して、現地にてひのまるキッズを開催し、周りの力で被災地の親子たちに励ましのエールを送ることも企画します。

いまから、ここから、自分たちができることにとことん己を尽くして、決してあきらめない!! やれることは、まだまだ未知数です。

永瀬 義規

いまから、ここから、ひのまる社長の独り言(その43:思いは必ず叶う~引き寄せの法則?(笑))

20140423_192052

ひのまるキッズを始めてもう6年。

そんなことをやって、どうやって飯を食うんだ?

協賛金なんて集まるわけがない…

永瀬さんにしかできない。

様々ことを言われ、それでも、必死になって全国を回り、三万でも数百万でも決して力を抜かず、一生懸命話をしてきました。

そして、本当に少しずつですが、光が見え始めてきたように感じます。

そんな中、特に昨年くらいから、人の『絆』のありがたさを痛感する場面に遭遇することが度重なるようになりました。

先日も弘前で鳥肌ものの出会いがありました。

20140424_215003

「ミスひのまるキッズ」村中と深夜バスで到着してから、とにかく、回りに回っていました。

お陰さまで、ほとんどの話は順調に進んでいましたが、唯一、「中国大会の丸久、東海大会のユタカファーマシーみたいなスーパーもしくはドラックストアのスポンサードがほしい」という点だけが未決定でした。

行くところ、会う人にどこかないかと尋ねても、いくつか名前は出るけど、コネクションがない状態…( ̄^ ̄)

そうこうしているうちに、最終日になってしまいました。

深夜バスの時間まで、青森のパートナーで、スポーツひのまるキッズ協会の理事でもある藤田博臣と、元、弘前青年会議所理事長の藤田あつ志氏のW藤田と会食。

その時に、藤田あつ志さんが連れてきた現青年会議所の理事長に、いつも通り熱く語りまくっていました。ひとしきり話終え、次のアポイントメントのために先にお店を出るという時、ふと理事長に「理事長は何の商売をされているんですか?」と聞くと、

スーパーです。

という返事。

ん、と交換した名刺をよくよく見ると、佐藤さん。

ん、佐藤…。ん? 

と、昼、物産協会の事務局次長に教えてもらった企業のメモを見直すとそこには「さとちょう スーパー」と走り書き。

まさか、理事長は?(笑)(^^)d

はい、佐藤長というスーパーやってます…。

見、見つけた! 最後の最後で、奇跡が起こりました!

20140427_171358

そこからは、怒濤の営業攻撃で、協力は約束してくれました(^-^)v

まさに、テレビドラマを見ているようで、W藤田も、ミスひのまるキッズも、大感激でした。

いまから、ここから、思いは必ず叶う~引き寄せの法則でもっともっとひのまるキッズの絆を深めていきたいと思います!

感謝。

永瀬義規

いまから、ここから、ひのまる社長の独り言(その42:ひのまるキッズのこだわり①~靴を揃える)

20140413_082829

スポーツひのまるキッズ小学生柔道大会を始めるに至って、様々なことを社内で話し合いました・・。
参加する子供がうれしいこと、『夢』を提供して、一生の思い出つくりのお手伝いをすること・・・。

そして、生まれたのが、

『一番見て欲しくて、褒めてもらいたい人にもっとも近いところにいてもらい感動を共有してもらう』

つまり、

いつもは観客席で応援している親御さんに試合場の一番近い席で、応援してもらう、ということでした。

SKE_0327

これって、基本的にはそんなに難しいことではないように思えますが、ひのまるキッズの規模でそれを
やるとなると、かなりのハードルの高さになるということは、かつて全柔連大会事業課長だった自分が
一番よく知っていました。

でも、スタッフの熱意、県柔連の先生方のご理解、賛同する道場の先生方のご協力で6年前、無事関東大会
を開催し、それから現在まで、全国8か所でもう完全に定着することができたことは、本当に皆さんのお蔭で、
感謝の気持ちで一杯です。

さて、そんな中で、このルールにするにあたって、大会としてこだわっていることがいくつかあります。

今回は、その中の一つ、『はきものを揃える』ということを紹介します。

文字通り、靴を揃えるという行為。当たり前と言ったら当たり前なんですが、当初は、まあ、見事に入口、
トイレ・・いたるところでゴチャゴチャでした。

最初は、入口で口うるさく言っても、放送で何度も注意してもまったくダメ。

ところが、ある時から何も言わなくても、一つ、二つ・・、そして、現在はほとんどの会場でしっかり
はきものがそろっているシーンを見かけるようになりました。

その理由は・・・

簡単でした。

最初、私自身も、スタッフも一生懸命脱ぎ捨てられた靴を揃えていました。それを見れば(つまり背中を見せれば)
子供たちは気づいてくれると信じて・・。

でも、それはとんでもないということが、すぐにわかりました。簡単に言うことを聞いてくれるわけがありません。
でも、顕著に変わった瞬間が訪れるのはそんなに時間はかかりませんでした。

私たちの姿を見て、共に入場する親たちがしっかり揃えるようになり、それを見た子供たちが、当たり前のように
その真似をするようになったのです。

まさに、親子の絆

そして、この『はきものを揃える』という行為。もちろん、会場によっては、格差はありますが、柔道のレベルとマナーは
必ず比例するということを気づかされる物差しにも現在はなっています。

つまり、「子は親の鏡。鏡である子供に靴を揃えなさい、例をしなさいと言って、自ら実行する親に育てられた子供は
柔道の技術もしっかり吸収し、成長も早い」ということ。

SKE_0128

年々、ひのまるキッズのレベルが高くなってきて参加者が『勝てない大会』とエントリーを躊躇するという声が多くなり、
ちょっと心配ですが、そこは『競技力向上の大会ではなく、負けてからしっかり楽しめるイベント』というコンセプトの
徹底がなされていない、我々の広報不足と反省しております・・・。

いつの日か、ひのまるキッズの会場では、いつもピシッと揃えられたはきもので一杯にしたいと思います。

いまから、ここから、信念を持って己を尽くしていきます!!

永瀬 義規