
2014年も残すところ数時間。
日記を書く習慣はないのですが、
スケジュール帳で1年を振り返ってみると、
今年もいろいろやってきたなぁと
感慨深いものがあります。
私にとって、今年もっとも印象に残っていることは、
ひのまるキッズ初の夏合宿です。
準備不足(募集期間の短さ)などもあり、
参加してくれた子供は少なく、ビジネスとしては
成功と言えるものではありませんでした。
でも、参加してくれた子供、そして、ひのまるキッズを信頼し、
大切な子供を参加させようとしてくださった親御さんたちの気持ちに
なんとか応えようと、スタッフみんなが一生懸命に知恵を絞り、
力を合わせ、全力でぶつかった3日間でした。
訪れた宮城では、現地の多くの人に助けていただきました。
道場の手配から被災地の案内までしてくださった
山元町柔道スポーツ少年団の南條幸夫先生。
道場の皆さんとの交流は、合宿に参加した子供たちにとって、
非常に有意義なものだったと思います。
快く道場を提供してくださった東北高校の大久芳輝先生。
東北高校の高校生たちは、小学生の稽古の相手も務めてくれました。
また、超多忙な中、東京から駆けつけ、
講師を務めてくださった朝飛大先生にも大感謝です。
皆さん、本当にありがとうございました。
私にとっても、被災地の現状は非常に衝撃的でした。
3年前の岩手県宮古市以来の被災地訪問でしたが、
復興が進んでいる場所もあれば、一向に進んでいない場所もあり、
とても考えさせられるものがありました。
ひのまるキッズとしても、これからもなんらかの形で、
復興支援を続けていかなくてはならないと痛感したのでした。
合宿の後に、参加した子供たちから届いた手紙やメール、
そして、その後のひのまるキッズの大会で会った時に見せてくれた
はにかんだような笑顔は、なんとも言えない喜びを感じさせてくれました。
ひのまるキッズの大会においても、
参加選手たちの成長を見ることは、
最大の楽しみと言っていいかもしれません。
でも、強くなったところを見たいというわけではありません。
今年、関東大会と東海大会は第6回大会を迎え、
6回連続出場の選手を表彰させていただきました。
当然ですが、上位に入賞している子ばかりではありません。
でも、柔道をずっと続けてきたこと、そして、
ひのまるキッズの大会に6年続けて出場したことは、
本当に素晴らしいことだと思います。
「継続は力なり」
やり続けることができること、
努力し続けることができることは立派な才能です。
たとえ、柔道が強くならなかったとしても、
きっとなにかに役立つ時がくるはずです。
私自身も、子供たちに負けないよう、
しっかり努力していきたいと思います。
今年最後のブログが、まとまりのないものになってしまい、すみません。
2014年、絆ブログをご覧いただいた皆様、
どうもありがとうございました!

(写真上:夏合宿のひとコマ。東北高校、仙台市・石巻市・山元町の子供たちと。
写真下:山元町の沿岸にある中浜小学校とその周辺。震災前、住宅地だった場所は草原のようになったままだ)
スポーツひのまるキッズ事務局 林