いまから、ここから、ひのまる社長の独り言(その197:うらやましき、師弟の絆!)

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昨日の平成29年度全日本柔道選手権大会。

FBでもアップしましたが、ひのまるキッズ卒業生がこの日本武道館の大舞台に初めて上ることができた記念すべき大会となりました~松村君、ありがとう!

そして、関東大会の講師である王子谷選手が2連覇を達成、見事に世界選手権代表の座を勝ち取りました。おめでとうございます。

さて、その話題は弊社林がしっかりとここで書いてくれると思いますので、今日は、その全日本が終わった後に久しぶりに集まった師弟の絆の話をさせていただきます。

現役時代も含め、私の柔道人生で一番悔しかったことは実は自分自身のことではなく、今からちょうど20年前の出来事でした。

当時、母校の中央大学は、津沢監督となって6年で急成長を遂げ、その年のメンバーはまさに最強軍団。

まずは、これまで一度も頂点に立ったことがなかった東京学生で初優勝を達成。翌月の全日本では誰もが21年ぶりの日本一を信じて疑いませんでした。

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親友でコーチの青井が技術面を、私自身は学生を本当の弟として自分がもてるすべての時間を費やして彼らのサポートをしていた・・つもりでした。

ところが・・

勝利の女神は、そう簡単には微笑んではくれませんでした。よもやの準決勝敗退・・。

OBが用意してくださったプリンスホテルの素晴らしいホールで、「すみませんでした。すみませんでした・・」を連呼する監督、選手。司会の私も涙で全く進行などできる状態ではありませんでした。この時の青井の涙。後にも先にもこの一回しか見たことはありません。

その3年後に、母校は念願の日本一に輝くのですが、もちろん、その時の勝利の美酒は美味しかったと思います・・でも、私にとってあの時勝てなかった悔しさは一生忘れることができません。

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あの時、涙が本当に枯れるほど男泣きしたあの時、「本当にゴメン。俺はもっとお前らにしてあげることはあった。俺はもっとお前らに時間をさけることはできた・・。ゴメンな、ゴメンな・・」って司会者席で泣き崩れたとき、

本当は一番悔しかった当事者の選手たちが寄ってきて「永瀬先輩、何言ってるんですか。我々は久幸(青井)先輩と先輩があんなに忙しいのに道場に顔を出してくれて、遠征先、合宿でゲキを飛ばしてくれたことでどんなに励まされたか、本当にありがとうございました! 津沢先生を胴上げはできませんでしたが、絶対に後輩がやってくれます!」と言ってくれたことを一生忘れません。

そして、それから20年。

恩師を囲んで酒を酌み交わす彼らの姿(見た目はかなり変わっているものもいましたが(笑))、母校に対する想いを聞いていくうちにあの時のことが走馬灯のように思い出されると同時に、変わらぬ師弟の絆に感動で震えが出ました。

そして、最後は見事に泥酔⇒撃沈してしましました・・・。反省・・。

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いまから、ここから、絆にまさる宝なし!

永瀬義規

 

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