こんにちは、金森然です。
 10月25日(土)〜26日(日)、アルビス小杉総合体育センターにて
 ウタマロPresents 第16回スポーツひのまるキッズ北信越小学生柔道大会を開催しました!
実はこの「北信越大会」
 小学生の頃、自分が出場していた大会でもあります。
 当時、緊張とわくわくの入り混じる気持ちで畳に立った記憶が、今でも鮮明に残っています。
 
大会前日。
 朝から試合会場では、恒例の畳引き作業が始まりました。
 協力してくれたのは、小杉高校、高岡工芸高校、高岡第一高校の柔道部の高校生たち。
一枚ずつ丁寧に畳を運び、息を合わせて敷き詰めていく姿は、まるで一つのチームそのもの。
「ここ、もう少し右!」「いい感じ!」という声が飛び交い、
見る見るうちに試合場が整っていきました。
ただの準備ではなく、大会のスタートを支える大事な時間。
 高校生たちの力なくして、この大会は成り立ちません。
 本当にありがとうございました。


午後になると、いよいよ前日練習会がスタート!
この日の講師は、
 朝飛大先生、青井久幸先生、田知本遥先生、中井貴裕先生、山本杏先生、
 そしてJSPO-ACP公認講師の星野力先生。

それぞれが日本柔道界を代表する先生方であり、
中には自分が小学生の頃から憧れていた方も。
まさに“夢のような顔ぶれ”が一堂に会しました。
練習会の前半は、自分の大恩師でもある星野力先生によるACPからスタート。
最初は少し緊張していた子どもたちも、時間が経つにつれて笑顔がどんどん増えていきました。
ジャンプしたり、転がったり、仲間と協力してバランスを取ったり。
一見すると遊びのようですが、どの動きにも柔道の基礎が隠れています。
体さばき、バランス感覚、そして相手を思いやる心。
会場には笑い声が響き渡り、
 見ているこちらまで自然と笑顔に。
 遊びながら学ぶ、学びながら成長する—
 柔道の原点が詰まった時間でした。


次に登場したのは、朝飛大先生。
礼法や返事、そして席の譲り方まで、
柔道を通じて「人として大切なこと」を教えてくださいました。
厳しさの中に優しさがあり、ユーモアを交えた指導は、
 会場全体を笑顔に包みます。
周りにいた指導者たちも真剣にきいていました。
 「柔道は心を育てる」という言葉を、まさに体現する講義でした。

そしてリオ五輪金メダリスト、田知本遥先生の登場!
先生のキレのある袖釣込腰が披露されると、
子どもたちはもちろん、保護者もスタッフも釘付けに。
技のコツを教わろうと、先生の周りには人だかりができ、
 「どうやったらそんなに速くできるんですか!?」と目を輝かせる子も。
 さらに、先生の金メダルを実際に触れる特別な時間もあり、
 子どもたちは一生忘れられない経験をしたと思います。


最後には、憧れの先生方との乱取り。
普段はできない県外の仲間との稽古もあり、
子どもたちの表情は真剣そのもの。
勝っても負けても、そこにあるのは挑戦する姿勢と笑顔。
その姿を見て、「この大会の意味」があらためて伝わってきました。
柔道の技術だけでなく、人としての成長、仲間とのつながり、
 そして何より“柔道を楽しむ心”が育まれた時間。
 ひのまるキッズらしい、温かくてエネルギーあふれる一日でした。
大会当日にお呼びした講師の方々

  • 朝飛 大 先生
 朝飛道場・慶應義塾大学柔道部師範。世界で活躍する選手を数多く育成。
 礼法・姿勢・心を重んじる指導で多くの子どもたちに影響を与える。
  • 青井 久幸 先生
 全日本学生体重別選手権優勝、オランダ国際優勝などの経歴。
 ひのまるキッズでの指導は通算80回を超える最多参加講師。
  • 田知本 愛 先生
 富山県射水市出身。世界選手権3位・準優勝、皇后盃優勝。
 グランドスラム計8つの金メダルを獲得。
  • 中井 貴裕 先生
 世界選手権代表、ロンドン五輪日本代表。
 実績と温厚な人柄で多くの子どもたちから慕われる存在。
  • 山本 杏 先生
 世界ジュニア2連覇(2階級制覇)。世界団体選手権で3度の金メダル。
 子どもたちの憧れとして人気の高い先生。
自分がかつて出場していた北信越大会を、今こうして運営する側として迎えられたこと。
あの日の自分に「柔道を続けてよかった」と胸を張って言える瞬間でした。
来週は、自分に柔道の楽しさを教えてくださった恩師、
 星野力先生とのエピソードをお届けします。
 お楽しみに!
