お亡くなりになる直前まで高座に上がっていた桂歌丸師匠が、言い続けていた言葉、
生涯現役
全うしました。
本当に素晴らし人生だったと感動しています。心よりご冥福をお祈りいたします。
そして、先日、言葉にせずとも、全身全霊を持って自ら具現化している『漢』の言霊に出会いました。
東北大会のご協賛の御礼に伺った時のことです。
いつお会いしても、真正面から目をそらさず、ご自身の思いを思いっきりぶつけてくる・・・。
今回も、様々な進行中のお話をしてくださり、私の稚拙な質問に対しても全て全力投球で応えてくださいました。
そして、最後に私の「会長、社員はどうやったらついてきてくれるのでしょうか?」という問いに、少しはにかんでこう言ってくださいました。
永瀬さん、とにかく新しいことは、俺が先頭きってやるんだよ。俺がやっている限り、俺についていくしかないんだ。もちろん、そのビジネスモデルが確立したら、やった結果が事細かに時々刻々全て把握できるようにしなければならないけどね。そうしたら、次に行くんだ。また、俺が執念を持ってね・・
そして、最後にこう言い切りました。
俺も来年80歳。まだまだやるけど、これが良かったのか、悪かったのか・・成功か失敗は、俺が死んだ後に評価してもらえばいい。それだけさ。
「人は歳を重ねるだけで老いるのではなく、理想を失うときに初めて老いがくる」(サミュエル・ウルマン)
部屋に飾ってある『青春の詩』をにらみつつ、一人つぶやいています。
生涯現役
いまから、ここから、やるだけです。
永瀬義規