あゆみ寄った再開。鮎だけに

こんばんは!金森然です。

先日、実家のある富山県に帰省しました。
久しぶりに家族の顔を見て、なんだかホッと安心しました。

でも、富山に帰るたびに毎回ちょっとだけゾッとすることがあります。
それは、親友から突然「お前、富山帰ってきとるやろ?」とLINEが届くことです。

……え? 何も言ってないのに。
もしかして、こいつ俺にGPSでも付けてんのか?って毎回思います(笑)

そんな親友とは中学の同級生。昔から妙に気が合って、落ち着いて会話ができる大切な存在です。富山に帰ると、必ず会いたくなる相手でもあります。

中学生の頃はお互い本当にバカで、先生に怒られて別室に呼び出され、2人で肩を並べて正座で怒鳴られたこともありました。
でもその帰り道、何がそんなに面白かったのか、自転車を漕ぎながらガリガリくんを咥えて、2人で爆笑して帰ったのを今でも鮮明に覚えています。

ちなみに、昔はよく喧嘩もしていました。くだらないことでぶつかったり、無言で気まずい時間を過ごしたこともありましたが、今思えばそれも全部いい思い出です。

自分が上京することが決まり、友達たちがお別れ会を開いてくれた時も、みんなが「然、行くなよ」と引き止めてくれるなか、彼だけは「行ってこいよ」と背中を押してくれました。

そして、今回の帰省での出来事。
その親友が「然、何食べたい?」と聞いてきたので、自分は「久しぶりに鮎でも食いてーな」と何気なく言いました。
すると翌日、なんと彼は本当に川へ鮎を釣りに行き、釣った鮎を焼いて食べさせてくれました。

……めちゃくちゃ美味しかったです。
いや、正直、感動しました。

いつかお互い結婚したり、家庭を持ったりして、こうして会える時間も少なくなっていくのかもしれません。
だからこそ、こうして笑い合える今が尊くて、どこか切ない。

そんな嬉しいような、少し寂しいような——
22歳かけがえのない夏のひとコマでした。

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