いまから、ここから、ひのまる社長の独り言(その401:恩を返す)

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FBでもアップしましたが、昨日の土曜日、専修大学柔道部を訪れました。

藤田監督にご案内をいただき、稽古を見学。

一言では言い表せられませんが、ここ数年でメキメキと頭角を現してきたきた理由がよくわかりました。

主将を初め、大変魅力ある学生たちの姿に感動を覚え、道場を後にしようと思って下駄箱の靴を取ろうとした時、そこに飾ってあった一枚の木彫りの書に目が釘付けになりました。

そこには、こう書かれていました。

生きているということは
誰かに借りをつくること
生きていくということは
その借りを返してゆくこと
誰かに借りたら誰かに返そう
誰かにそうして貰ったように
誰かにそうしてあげよう

生きていくということは
誰かと手をつなぐこと
つないだ手のぬくもりを
忘れないでいること
めぐり逢い愛しあいやがて別れの日
その時に悔まないように
今日を明日を生きよう

人は一人では生きてゆけない
誰も一人では歩いてゆけない

私たちが学生時代に柔道部の師範をされていた故・岩間幸治先生が残されものとのことでした。

調べると、これは「上を向いて歩こう」や「黄昏のビギン」「こんにちは赤ちゃん」など皆に愛される沢山の歌を残した、昭和の顔とも言うべき偉大な作詞家・永六輔氏が作詞し、中村八大さんが作曲した歌、「生きているということは」という歌詞の言葉でした。

永六輔氏は、2016年83才で亡くなられました。

歌詞の意味をあえて説明することしませんが、ある人が、

「借りとは恩のことである」と解釈されていました。

まさしく、その通りだと思いました。

恩を受けた人に恩を返せない場合は多いと思います。

私自身、このところ、公私にわたって失うものが多く、そのことを悲しみ、出来なかったことを悔いていたことが多かったように感じます。

でも、

受けた恩は、今日を明日を、共に歩く人たちに一生懸命返せば、それでいいんだ。仮にその恩を受けた人がいなくなっても、他の誰かに返してあげよう。

今日、明日・・そのことを悔いの残さないようにやり続けること、それが生きるということなんだ。

と感じることができました。

ある人の恩に報いるためにとった行動で、大きなことを得ることができたこの日のことを、決して忘れません。

いまから、ここから、これまでたくさんいただいた恩を返して、返しまくります!!! そう、ひのまるキッズという舞台で。

永瀬義規

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