いまから、ここから、ひのまる社長の独り言(その329;自信を持つ)

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今年度から、中央大学柔道部OB会の副会長となりました。

仕事柄、柔道界に携わっている年月は誰よりも長いということと、少しでも今の自分の礎となった大学柔道部への恩返しができればと引き受けました。

ただ、私は柔道界に長くいるだけであって、決して柔道の修行を長くやっているわけではないので、柔道の技術や柔道、いや、武道とはなんぞや・・などと語れるわけがなく、

それでは自分ができることを・・と、後輩の就活について少しでも力になれればと時間を作って彼らと対峙しています。

といっても、彼らにとっては自分の親より年上の(場合もある)私に対して思いっきり胸襟を開いて接してくれるわけではなく、今は、弊社の吉原を間に入れて話を聞く(SNSも含めて)ことにしています(冒頭の写真)

思い起こせば今から20年くらい前、後輩に言われるままに当時かわいがってもらっていたその企業のトップに直接働きかけ、入れたもののすぐにやめられ、その会社の先輩からぶん殴られ、殴られた理由も理解できずにふてくされていた私に親友が一言

身の程を知れ、お前の無責任が周りを不幸にする

と一刀のもとに切り捨てられ、かなり落ち込んだことがありました。正直、その時は慕ってきた後輩に『自分ならできるんだ』ということを見せつけたい・・みたいな気持ちが無かったと言えばうそになります。一刀両断でした。

本当に恥ずかしい話です。

なので、今は、とにかくとことん話を聞くように心がけ、行きたいからではなく、行って将来何をしたいか? を導くことができたら・・と思い対峙しています。

と言っても、やはり自分たちの時代と比較してしまいます。

今思い返せば、私も彼らと同じくらい、いや、彼ら以上に将来のことを真剣に考えてはいなかったと思います。行きたい会社、やりたい職業が決まったのは4年生の最後の最後でした。

じゃあ、彼らと同じ3年生の11月は何をしていたのか・・・

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それは、その瞬間、やるべきことに対して持っている全てを使って生きている人間が周りにいて、自分自身もレベルは違えどそれに向かって己の持てる力を全力でぶつけていた。の一言に尽きます。

ここで何度も書いていますが、私にとってそれが団体戦のレギュラーでした。

最終学年でその目標を達成した時、本当に真っ白になってしまいましたが、今となれば、レギュラーになれたことより、レギュラーになるためにした努力、努力、努力が今の『できるまでやる』という信念を与えてくれました。

最近よく思います。

当時、周りから見れば私の努力なんて、努力の『ど』の字にもなっていないんじゃないか・・って。

でも、それでも良いんです。

周りがどう思おうと、あの時の自分は間違いなく己を全て尽くせたという気持ちには偽りはなく、その気持ちが今の自分を支えてきたことも事実。その事実は己を信じるパワーの源となっているからです。

柔道とは己を盡すこと。

少なくても柔道をやっている限り、己を盡さないといけないんだよ。だけど、己をとことん尽くしたかどうかなんて自分自身しかわからない。

一日、一日、寝る前に『今日の俺はどうだったかな』って自問自答してみろ。

もし、仮にもう一人の自分が『やってないね』と言ったら、明日から頑張ればいい。明日がダメだったら明後日気張ればいい。

そして、『うん、お前、なかなかやるじゃん』ってなって、『よし、今日はとことんいったねぇ』となれば、それが自信となり、その自信が将来、なにをやってやろうか?というワクワク感にかわる。俺はそうだった。

一つ言っておくけど、お前がそうならなくても、俺は悲しくはなっても、怒りはしない。心配するな。

就活相談で、今はそういい続けています。必ず、わかってくれ、実行してすると信じています。

だって、私、できるまでやりますから(笑)

いまから、ここから、自信を勝ち取るに近道は、ない。

永瀬

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