いまから、ここから、ひのまる社長の独り言(その293;あれから8年。いま、我々にできること)

最期だとわかっていたなら

2011年3月11日。

朝から外出の準備をしていると、テレビでは、8年前に突然襲ってきた未曽有の大震災の報道映像・・。

明日はもっと取り上げられることが多いと思いますが(正直当時もそうでしたが)、テレビで放映されるあの津波の映像は(大変申し訳ありませんが)、映画の一場面を見ているような気持ちで、どうしても『我がごと』と思えない自分もいます。

ただ、事実は・・

まだ、大勢の人が仮設住宅で生活をしており、何千億円もかけて実施した街再生も決してうまくいっているとは受け取れません。

そして、今日、私の『愛媛の兄貴』がFBで紹介したある詩。

2年前の3月11日。岩手日報に掲載されたこの詩。

9.11同時多発テロの追悼集会でも朗読された、アメリカの女性が10歳で事故死した息子に捧げた詩。

これを読んだ時に、浮かんだ言葉は、『一日一生』

そして、8年間、ひのまるキッズ柔道大会で、ひたすら言い続けている『東北復興支援』を今後どのように進めていくか・・を改めて熟考していこうと思っています。

8年前のひのまるキッズ東北大会。

DSCF0030感動の選手宣誓をしてくださった兄弟。共に柔道を続けてくれて、お兄ちゃんは無事に高校卒業。弟は月末の全国高校選手権団体戦に岩手代表として出場します。

我々にできること。

一つ言えることは、できることは、やる。です。

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最後に冒頭の詩の全文を披露します(愛媛の兄貴掲載文です)。

長文ですが、読んでいただき、今日、最愛の人に一言かけていただければ幸いです。

【最後だとわかっていたなら】

あなたが眠りにつくのを見るのが 最後だとわかっていたら
わたしは もっとちゃんとカバーをかけて
神様にその魂を守ってくださるように 祈っただろう

あなたがドアを出て行くのを見るのが 最後だとわかっていたら
わたしは あなたを抱きしめて キスをして
そしてまたもう一度呼び寄せて 抱きしめるだろう

あなたが喜びに満ちた声をあげるのを聞くのが 最後だとわかっていたら
わたしは その一部始終をビデオにとって 毎日繰り返し見ただろう

あなたは言わなくても 分かってくれていたかもしれないけれど
最後だとわかっていたら
一言だけでもいい…「あなたを愛してる」と
わたしは伝えただろう

たしかにいつも明日はやってくる
でももしそれがわたしの勘違いで 今日で全てが終わるのだとしたら、
わたしは 今日 どんなに愛しているか伝えたい

そして わたしたちは 忘れないようにしたい

若い人にも 年老いた人にも
明日は誰にも約束されていないのだということを
愛する人を抱きしめられるのは
今日が最後になるかもしれないことを

明日が来るのを待っているなら 今日でもいいはず
もし明日が来ないとしたら あなたは今日を後悔するだろうから

微笑みや 抱擁や キスをするための
ほんのちょっとの時間を どうして惜しんだのかと
忙しさを理由に その人の最後の願いとなってしまったことを
どうして してあげられなかったのかと

だから 今日
あなたの大切な人たちをしっかりと抱きしめよう
そして その人を愛していること
いつでも いつまでも 大切な存在だということを
そっと伝えよう

「ごめんね」や「許してね」や「ありがとう」や「気にしないで」を伝える時を持とう

そうすれば もし明日が来ないとしても
あなたは今日を後悔しないだろうから

ノーマ コーネット マレック-作
佐川睦-訳

いまから、ここから、の瞬間も逃すことなく!!

永瀬義規

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