メリハリをつける

『メリハリ』
聞いたことある言葉だという人は多いと思います。

「メリハリを利かせる」、「メリハリのある○○」というように使う「メリハリ」は、「張るところと緩めるところの区別をきちんとしている」というような意味ですが、
それでは一体「メリハリ」って何のことでしょうか?

「メリハリ」は、邦楽用語である「メリカリ」が転じた言葉だそうです。

「メリカリ」とは、
微調整して音を低めることを「減り(めり)」、高めることを「上り・甲(かり)」と呼んでいた邦楽用語で、現代では、主に尺八などの管楽器で使われています。

「減り(めり)」は「減り込む」など、一般的にも使われていた言葉ですが、「上り・甲(かり)」は邦楽以外で使われることがなかったため、一般的には代わりに「張り」を使って「減り張り(めりはり)」と言うようになり、「音声を緩るめることと張り上げること」を意味するようになったそうです。
その後、音の高低以外にも「メリハリの利いた話し方」「仕事にメリハリをつける」など、比喩的に用いられるようになりました。
これが「メリハリ」の由来です。

この「メリハリをつける」ということは、子供でも大人でも当てはまります。

たとえば子供たちだと、夏休みに突入し、学校に行かなく自分の時間が増えます。
その中で勉強する時間、ともだちと遊ぶ時間、習い事をする時間とわかれるわけですが、1日中予定がないからといってずっと遊んでいるわけにもいきません。
1日の中で勉強する時間を決め、終わったらめいいっぱい遊ぶなど、子供たちにも”オンとオフ”の「メリハリをつける」ことが大切なのです。
だらだらと勉強しても頭に入らない。30分なら30分時間を決めてすることが集中力にもつながります。

大人でもそうです。
「メリハリをつける」ことによって、集中力が増し、仕事も充実したものになる。

大人は自分で「メリハリ」のコントロールをしていかなければいけませんが、子供は親や周りの大人たちが「メリハリをつける」ことを教えてあげることが大切だと思います。

「メリハリ」をつけてより充実した生活を送りましょう!

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