「使わなくなった器具」の墓場たちpart80

こんばんは。事務局の清水です。
アドベンチャーレースに参加してから命の大切さを以前より考えるようになりました。
9月に静岡で行われたレースでドクターヘリに遭遇しました。
トレッキングセクションの山の中で熱中症が悪化し、意識不明の状態でした。
ヘリコプターが近くまできているのに足場が悪いために着陸できません。
救急救命士、静岡の消防救助隊、その場に残ったチームみんなでタンカでの搬送をしました。
その場にいても他に何も役に立てることがなかったため男性だけ残り女性は下山しました。
後日大会より報告がありましたが病院で一度は意識が戻ったが、お亡くなりになられたそうです。
自然と向き合ってレースをしていくことの怖さを再認識しました。
人は簡単に死んでしまうこと。たまたま私の身には何も起こらなかっただけ。
山の中で命の危険にさらされた時に何ができるのだろう。
命を守るために学ぶことがあると思い、国士舘大学防災・救急救助総合研究所とエクストレモ主催の「アドベンチャーレースびための救命救急講習会」を受講しました。
自然の中で意識障害・低体温・心肺蘇生・熱中症・出血・骨折など万が一のときの対処法を座学と実践を交えて学びました。
心配蘇生法については、胸骨圧迫及びAEDの使用方法について行いました。

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AEDについては知っていたけれど使用したことがなかったので説明を聞いてもあせってしまったけれど、しっかりとAEDから流れてくる音声の通りに従えば良いのです。

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冷静さを欠かさず、状況をみて判断すること。
救急車が現場に到着するまでに平均8分以上かかる状況の中で、心臓のけいれんが大きいうちに電気ショックを早く与えることが重要だと学びました。
胸骨圧迫のみでも、適切に行えば十分救命に効果的なので絶対に「何もしない」はいたしません。
尊い命を救うためにできること、わたしも始めます。

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