いまから、ここから、ひのまる社長の独り言(その167:社団設立3周年~感涙、感動、そして大反省)

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9月18日。
本日、一般社団法人スポーツひのまるキッズ協会は、お陰様で3周年を迎えることができました。

これも、会員の皆様、大会の参加者、そして支えてくださる協賛社、協賛者様のお蔭と心より
感謝いたします。この場をお借りしてスタッフ一同心より御礼を申し上げます。

さて、昨日、今日と名古屋で開催いたしました第8回スポーツひのまるキッズ東海大会、
お陰様でなんとか成功裏に終了することができました。本当にありがとうございました。

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この二日間、標記のタイトルにあるように私にとって大変貴重な体験をさせていただきました。

感涙

昨日の練習会の時、茨城より参加いただいた強豪道場主の先生とのしばらく熱い会話を
交わしていた時のことです。

社団の名刺の裏にある印刷された『ひのまるキッズ六訓』を見せながら・・・

「先生、ひのまるキッズは、これができた子供たちが親御さんたちに褒めてもらい、認めていただくのが試合、

さらにこれができた子どもたちが、今度は憧れの講師たちに褒められ、認められるのがイベント、
そして、同じ志を持った地元の自治体や企業が中心になってこれを支えていくのがひのまるキッズプロジェクトそのものなんです」

とお話ししたとき、

「永瀬さん。うちはひのまるキッズカレンダーにある『ひのまるキッズ六訓』を毎日子どもたちは
復唱していますよ・・・」

と先生が返事した時、不覚にも言葉が出ず、思わず涙で言葉が詰まってしまいました。

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感動

大会当日、開会式が始まる直前。試合場入口に当たり前のようにならんでいた靴。
「お~し、いいねぇ~」と思いながら感無量で開会式に参加し、その後も(少なくても
後半戦に入る前までは)しっかりそろっていた靴やスリッパをみて一人「悦」に入って
いたのですが、あとからスタッフから

「あれは、補助係員の高校生がせっせと直していたんですよ」と聞いてジ~ン。

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そして、大反省

撤収も終えて、帰りの新幹線の中でひのまるキッズ公式アカウントに来た一通のメールで
自戒の念で落ち込みまくりました・・。

「・・・・・。あと、開門時に、ひのまる社長が挨拶しながら出迎えていただいてましたが、社長がガムを噛みながらでした・・・
礼儀、礼節を重んじるのが柔道とゆうスポーツだと思います。
子供達は、しっかりと大人の行動を見ています」

しまった・・。やってしまった・・。

この数日、降圧剤の副作用で歯茎の腫れ出血が止まらず、その症状を緩和する
ガムを服用していたのですが、そんな言い訳が子供たちにきくわけがないのは明白。

せっかくの記念日が、大反省で幕を閉じてしまいました・・。

でも、これも身から出た錆。

真摯に受け止め、さらに自分自身を研磨してしていこうと思っています。

いまから、ここから、失敗は二度と繰り返しません!!

永瀬 義規

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「下水道の日」

 

みなさん、こんばんは。
すでにお決まりのフレーズとなりましたが(笑)

突然ですが、みなさん、9月10日は「下水道の日」って知っていましたか?

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「下水道の日」は、1961年(昭和36年)、下水道の普及の全国的にアピール
するために「全国下水道促進デー」として始まりました。

9月10日と定められたのは、下水道の大きな役割の一つである「雨水の排除」
を念頭に、台風シーズンである210日を過ぎた220日(立春から数えて)が
適当であるとされたことによるものです。

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以前、水不足の時にも少しお話ししましたが、普段はほとんど意識する
ことのない「下水道」ですが、「下水道の日」なんていうのがあると、
「少し調べてみようかな。」などという気にもなりますね。

「◯◯の日」っていうのは、どれも、1年に1回くらい、みんなに考えて
みてもらうために、あるのかも知れませんね。
下水道の大きな役割は、
(1)雨水を処理すること
(2)汚水を処理すること
(3)それらにより、環境を守ること
下水と聞けば、汚水を処理するものだということは、みなさん思い出せるかも
知れませんが、意外と知られていないのは、「街に雨水が貯まらないように
処理して、街を水害から守ること」です。

街に降った雨水をいかにすばやく処理をするために、雨水を集める管や雨水を
一時的に貯める施設の整備は進んできてはいます。

しかし、過去 40 年間に、時間 50 ミリ以上の雨が降る回数が年間
約 160 回から約 230 回に増加しているとも言われており、もっと
大規模な整備が必要なところも多いようですね。

4人家族で台所に使われる水の量は、1日に炊事、洗濯、お風呂、
トイレで1000リットル。
毎日こんなに汚してしまっている水をきれいにして、海に戻すのも、
街を水害から守るのも、普段は、全く外に見えていない『下水道』

まさに「縁の下の力持ち」ですね。
これからは、下水道の日じゃなくても、たまには考えてみようと思います。

こちらのページ、参考になりました。
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え?子ども向けじゃないか?って、はい、そうです(^^;

みなさんもいかがですか?(^^)
それでは。

スポーツひのまるキッズ協会 新井みどり

柔道で人間教育を!

おはようございます、ひのまるキッズの原です。

昨日のネットニュースでこんな記事を見つけました。

4人に1人が 過去に「本気で自殺したいと思ったことがある」
5人に1人が 身近な人を自殺で亡くしている

若いころに本気で自殺を考えることはそんなに珍しいことでもないと思いますが、実際に自殺してしまう人が年間24,025人もいるというのは、正直驚きました。そして、若年世代(15歳~39歳)の死因第1位が自殺であるのは日本だけ(WHO Mortality Database)です。というのは、本当に嘆かわしい事実だと認識しなければなりません。

なぜ、日本の若年層は自殺するのでしょう?

私は単純に心が弱いのだと思っています。

心と言えば、5つの心。そしてひのまるキッズ六訓。

柔道を通じて育んでもらえることが沢山あります!

柔道を競技としてとらえるのではなく、人間教育として捉えれば、もっともっと大きな可能性が拡がるように思います!!

夏の思い出

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今日で8月も終わり。
明日から学校が始まる方も多いことでしょう。
私は信州(岡谷)の生まれで、今はどうなのか知りませんが、
私の子供の頃は、夏休みがとても短くて、
たしか始まりは7月29日か30日頃で、
終わりはお盆明けすぐの8月17日、
夏休みは3週間ほどしかなかったと思います。

夏休み中は、毎朝ラジオ体操に行って、
終わってから30分くらい広場で遊び、
家に帰って朝ごはんを食べて、
ちょっとだけ勉強。
早々に切り上げて友達と遊びに行き、
一旦家に戻って昼ごはんを食べ、
午後はまず学校のプール
(当時は毎日開放されていた)。
水着を置くためだけに帰宅して、
それから小学校の校庭で野球の練習。
さらに、そのあと週に2日は柔道。
毎日そんな調子で、とにかく遊びまくっていた思い出しかありません。

そして、お約束のように、
夏休み最終日は、両親に怒られながら宿題。
ヘタすると、最後の2日間で
夏休み最大の難題「一人一研究」を
一気に仕上げる荒技までこなしていたような気もします。
当然のことながら、何を研究したかはあまり覚えていませんが…。

夏休みの最終日の8月31日は、
怒られながら宿題をやっている子も多いんですかね?
それとも、今はもう宿題なんてないんでしょうか?

夏の終わりを知らせるように、
台風が連続発生。
各地に被害をもたらしています。
台風10号に伴う大雨の影響で、
岩手では10名以上の方が
亡くなってしまったと聞きました。
本当に心が痛みます。

明日9月1日は防災の日。
我が家でも、最近すっかり
希薄になってきた防災意識を
再度思い起こし、
防災グッズなども点検してみたいと思います。

皆さんもこの機会に
防災グッズや防災に関するもろもろ、
家庭や職場で確認してみてはいかがでしょうか。

アップするのが遅れて9月1日になってしまいました。
ご容赦ください。
(写真はインターハイで出雲に行った際に訪れた出雲大社。今年の夏の思い出です。)

ひのまるキッズ事務局
林 毅

理屈抜きに

こんばんは。
今年は、夏に台風が良く来ますね…
東北・北海道のみなさんは引き続きお気をつけいただきたいと思います。
すでに農作物には被害が出ているようですし、これ以上被害が出ないことを祈ります。

さて、みなさん、太鼓をたたいたことありますか?
子どものころのオモチャの太鼓はもちろん、学校の音楽の授業でも、
おそらく、一度はたたいた経験がありますよね。

でも、大人になってからは、太鼓をたたくような機会ってなかなかないですよね。
実は先日、90分太鼓をたたきまくって来ました!

ある日、駅のフリーペーパーで見つけた
〜体感型ドラムエンターテイメント〜
「ファミリーやキッズ、そして、ちょっとお疲れ気味の現代人にオススメ!」の言葉。
客席にも太鼓が置いてあり、全員参加できるドラムエンターテイメントとのこと。

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夏もどこに出かけることもなく、なかなかな(ストレス)溜まりっぷり疲れっぷりだった私は、
すぐに電話をして残り少なかったチケットを買いました。

そして当日、会場に入るとジェンベというドラムが全席に置いてあり、
座ると、みんなまず、思わず子どものようにポコポコ(笑)
パフォーマンスが始まると、言葉は 全くわからないけど、
キャストのサインに合わせて、 子どもからおじいちゃんまで、み〜んなドラムを叩く。

みんな笑顔で、とにかく楽しい空間でした。
音楽、特にアフリカ音楽のような打楽器って、ほんと理屈抜きに
心が揺さぶられる感じがします。

スポーツもルールのもとで言葉が通じなくても楽しめますが、
音楽も言葉が通じなくても楽しめる、最もシンプルなコミュニケーションツールだと
思います。

心に影響し、人を元気にする効果がある言われている脳内物質に「セロトニン」
というものがあるそうです。
セロトニンが分泌されると集中や意欲が高まったり精神的な効果とともに、
自律神経が活発になり体調もよくなると言われているそうです。

そしてセロトニンが活性化される要因として、リズム性の運動、太陽の光、
人と人との触れ合いが挙げられるそうです。
難しく考えず、気分よく周りの人とも共感できる、そんな空間が貴重です。

お疲れ気味のみなさん、太鼓でもたたいてみませんか⁈
カラオケでもいいと思います。
タンバリンや、マラカスでも一緒に借りて、たまには、みんなで思い切り
楽しんでみるのはいかがでしょう。

とにかく楽しむ。
意識してその時間を作る。
そんなこと、まず、やってみませんか(^^)

スポーツひのまるキッズ協会 新井みどり

夏もそろそろ終わり……

夏合宿集合写真

金鷲旗、インターハイ、オリンピックに、
ひのまるキッズ夏合宿等々と続き、
なかなか時間がとれず、絆ブログ、久々の投稿です。

ひのまる夏合宿については、他のスタッフがしっかりと
書いてくれていますので詳しくは書きませんが、
いままで各地のひのまるキッズの大会にご招待させていただいた
被災地の道場の子供たちや先生方、お父さんお母さんたちにも、
久々にお会いすることができ、本当に嬉しかったです。
また、お手伝いをしてくださった盛岡中央高校にも
震災直後に、大会にご招待した宮古市や野田村の選手が進学しており、
約5年ぶりに会って、その成長に驚くとともに、
柔道を続けてくれていることを、とても嬉しく思いました。

昨年宮城・仙台で行なった夏合宿をサポートしてくださった東北高校にしても、
今年の盛岡中央高校にしても、本当に気持ちのいい高校生ばかり。
子供たちの面倒見はいいし、自ら率先して手伝いを申し出てくれる、
その姿を見るにつけ、先生の指導の良さもさることながら、
やはり「柔道」の持つ教育的要素の素晴らしさを再認識したのでした。

子供たちは高校生のお兄ちゃんお姉ちゃんたちにしっかり懐いて、
合宿後に、一緒に写真を撮っていたのも印象的でした。

盛岡中央高校柔道部の皆さんは、ひのまる夏合宿が終わったら、
その日のうちに、関東遠征に出発するということで、
スケジュール的にかなりタイトなはずでしたが、いやな顔ひとつせず、
最後まで、しっかりとお手伝いをしてくださいました。
本当にありがとうございました。

オリンピックが終わり、全国中学校大会も終わり、
今夏のビッグイベントは、今週末の全国小学生学年別を残すのみ。
組み合わせを見たところ、

http://www.judo.or.jp/wp-content/uploads/2016/08/b91a15a72b0b80db8e95abcaf16d5618.pdf

ひのまるキッズの大会で活躍していた選手の名前も多数!

選手の皆さんは、勝つことだけにこだわることなく、
されど、悔いなく自分の力を出し切れるよう、
精一杯戦ってほしいと思います。

ひのまるキッズ事務局
林 毅

50mmの雨って?

みなさん、こんばんは。
東京はだいぶ暴風雨がおさまりました。
しかし、これから北上するとのことですので、東北・北海道の
みなさまには早めの情報収集と対策をしていただきたいと思います。
被害がこれ以上拡大しないことを祈ります。

天気予報

そして、新しく台風が発生しているようですので、関東地方でも
今週は引き続き台風への注意が必要のようです。
(参考になるページ 台風の際の行動 )

さて、よく天気予報で聞く、「1時間に50ミリ以上の激しい雨」って
どれくらいなのでしょうか。

気象庁のHPを調べてみたところ、

30~50mm バケツをひっくり返したような雨
50~80mm 滝のような雨(ゴーゴーと降り続く)

とあり、降り続く時間にもよりますが、30~50mmで
山崩れやがけ崩れが起きやすい状況になるそうです。
正直、「たった50mmで?」と思ってしまいますよね。

しかし、たとえば1時間降り続けてその水が貯まるとすると
街中が50ミリメートル(5cm)水没するということ、

傘を開いた状態(約1平方メートル)で考えると、
1時間で50リットル(牛乳パック50本分)もの雨が
あたることになるのだそうです。

牛乳パック

そんな大量の雨であれば、そして、その雨があちこちからから集まると、
濁流となるというのも、ようやくイメージできますね。

台風はさらに風も加わります。
甘く考えず、事前の準備と早めの対応を心掛けたいと思います!

気象庁のHPに、雨・風による影響を、数値だけではなく具体に
イメージしやすいように書かれていました。
雨と風

良い機会ですので、お子さんと一緒にご覧いただいて、対策について
話をしてみるのも良いのではないでしょうか。
それでは。

スポーツひのまるキッズ協会 新井みどり

8月15日

みなさん、おはようございます。
オリンピック、観ていますか?
日本選手の活躍、素晴らしいですね。
ついつい毎日観てしまい寝不足という方も多いのではないでしょうか。

スポーツは、それぞれルールの基での戦いだから、勝敗が決まっても、
様々なドラマが生まれ、する人も観る人もこんなにもみんな魅了され、
4年に1度、世界中から、またオリンピックに集います。

スポーツひのまるキッズでは、スポーツを通して、
「当たり前のことを当たり前にできる子を育てたい」と活動しています。

8月15日
幸いにも、日本は今日で戦後71年です。

戦争下では、当たり前のことが当たり前ではなくなる、
ルールがない基での戦いは狂気につながる、と思います。

当たり前を当たり前と言える環境を、私たち大人が子どもたちに
引き継いでいかなければならない。

オリンピックの素晴らしさに目を奪われながらも、
そう思った、2016年8月15日の朝です。

今日までお盆休みの方も多いのでは?
みなさま、良い1日を(^^)

スポーツひのまるキッズ協会 新井みどり

ビブスでも出られる!

みなさん、おはようございます。
先週のこのブログでお知らせした通り、8月1日(月)~3日(水)の3日間、
群馬のALSOKぐんまアリーナで「第1回月刊バスケットボールCUP」を
開催いたしました!

今大会、大きな特徴は、もちろん、
参加全チームが”月刊バスケットボール”で紹介されること!
そして、もうひとつ、「どんなチームでも出られる!」
ということでした。
中学校のバスケ部はもちろん、総合型地域スポーツクラブのチームでも
友達のチームでも。

特に、総合型地域スポーツクラブのチームなどは、練習はしていても
試合に出る機会がないクラブがほとんどで、今大会に運営面からも
ご協力いただいた地元の「新町スポーツクラブ」のチームも初試合でした。

普段の練習は土曜日の数時間だけとのことで、ユニフォームもなく、
ビブスをつけて大会に初参加。

でも、大会が始まると1試合目から接戦を繰り広げ、2試合目は大勝!
2日目は2勝、惜しくも決勝トーナメント進出は逃しましたが、
2日間で3勝!素晴らしい戦いぶりでした。

クラブの方も、ここだけの話ですが、
「正直、こんなに勝てるとは思っていなかった。よくやってくれた!」
とおっしゃっていました(^^)

そして、こんなこともおっしゃっていました。
「本当はユニフォームを作ってあげたかった。でも、今回の大会は、
試合に出る機会があまりなく、ユニフォームをもっていないような
チームでも出られるということも大会の大きな意義だと思ったから、
あえて、うちは、ビブスで出る決断をしたんだよ。」と。

新町

新町スポーツクラブには、スポーツひのまるキッズでは必須の
親子での選手宣誓もしていただき、こちらも、立派な選手宣誓でした。

スポーツで親子の絆を深める。
そして、誰もがスポーツに触れられる機会を提供する。

私たちスポーツひのまるキッズの目指すところです。
運営面では反省する部分も多くありました(><)
そこは改善し、来年、また夏の暑い群馬で熱く開催したいと思います。

大会にご参加いただいたみなさま、ご協力いただいたみなさま
本当にありがとうございました。

だるま

スポーツひのまるキッズ協会 新井みどり

道場わっしょい!を終えて。

こんばんは、ひのまるキッズの原です。

7月30日(土)、31日(日)と愛媛県松山市にて第7回スポーツひのまるキッズ四国小学生柔道大会 道場わっしょい!を開催し、何とか無事に終了することが出来ました。。。

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まずは、参加していただいた道場の方々へ通常の試合とは異なる内容で、どのようなものかもわからない状況でご出場いただいたことに心からお礼申し上げます。

 そして、初めての試みにも拘わらず、大会運営側として、審判員、競技役員、補助係員としてご協力くださった、愛媛県柔道協会の皆さまへ心から感謝申し上げます。
開会式後の競技説明で観てもらうはずだった映像が、こちらの準備不足で観てもらうことが出来なくなってしまい、大きなアドバンテージを背負ってのスタートとなりました。

審判員の先生も初めての内容をジャッジしなければならない。参加選手も礼法の後にどうやって競技を行なっていいかわからない中、予定では一試合15分で終わるタイムスケジュールで考えていたのですが、第一試合に掛かった時間は43分・・・。

審判員の先生方は手引きを見ながら、考えながら試合を進行してくださいました。

 参加選手も審判員に言われるがまま、礼法の後に赤→白の順番に受け身や打ち込みをとったり、対戦相手と畳の場内外の境界線にたってダッシュのスタートをしたりと馴れない流れに戸惑いながらも一所懸命やるべき競技を取り組んでくださいました。
 初めての試みで会場の全員が初めての試合を手探り状態で進めてくださいましたが、正直、最初はどうなることかと不安しかありませんでした。
 しかし、二巡目になって、試合の流れも順調に流れだした頃、盛り上がっている応援の声や勝ち負けに歓喜したり、逆にため息や笑い声が聞こえてきたり。どのチームも試合を楽しんでる様子が見えてくるようになりました。

それは、いつもの柔道の試合や、これまでのひのまるキッズの会場では決して見たことのないような風景でした。もちろん、個人戦と団体戦の違いで一人の選手をチームみんなで応援して、勝ち負けにみんなで一喜一憂している姿もそうですが、柔道の試合と比べて単純に勝負が決まるせいか、負けた時の悔しさや悲しさがちょっと楽観的に受け止められるのだろうと感じました。

 だから、勝てばみんなで勝った選手を称え、負けても、そこまで悲観的な雰囲気にならずに負けた選手に対して、普通にドンマイと声を掛けられるし負けた本人も次は勝てるかもと前向きになれるのだろうという感じがしています。

こんな道場わっしょい!は愛媛県柔道協会の道場の先生方と一緒に作り上げた大会です。

 ひのまるキッズのテーマである「親子の絆」、「柔道の本質」に「道場の発展」を追加し、柔道の普及を目的に大会の内容を検討しました。
今日からオリンピックも始まり、これからの選手たちの活躍が一番の柔道普及に繋がることでしょう。
しかし、これから来るであろう柔道人気を一過性で終わらせないためにも、道場わっしょい!のようなみんなで柔道を楽しめるレクリエーションのような大会があると、柔道普及に拍車が掛かり、東京オリンピックに向けてこれまで以上に柔道を盛り上げていけるのではないでしょうか。
そして、道場同士の練習試合などでもこの道場わっしょい!の内容で試合が行われるぐらい、ポピュラーなものになっていければ、柔道の未来も明るいものになるではないかと一人で想像しております。。